私がフリースクールを否定するのは、最近の国の方向転換にバカかと思うからです。この国の教育を信じていると弱者がバカを見ます。

 

賢い親は、もともと我が子は親が育てることを基本としています。先生程度の人間に我が子の良さが分かることはないと思っています。

 

ですから、先生にどのように言われようとも、我が子を信じて育てます。過干渉と過保護とは異なります。我が子の教育は親が責任を持つとの考え方です。

 

例えば、エジソンの母親の教育方針です。発達凸凹のエジソンを発明王にしたのは、母親の教育です。

 

拙著「発達凸凹を生きる力に変えるコンプリメント子育て」のプロローグで述べたイギリス人のお母さんの子育ても同じです。

 

発達凸凹の子どもの教育の場がないのであれば、教育のし方を作り出し、我が子をケンブリッジ大に進学させたのです。

 

そのほかにもたくさんの賢い親の例があります。共通点は、国に任せることはしていないのです。

 

私は、不登校を私のコンプリメントで学校に戻そうと考え、寺子屋教室を作りました。まだフリースクールが一般化していない頃の話です。

 

朝から登校して模擬教室のように学び、コンプリメントで自信の水を溜めて学校にも戻していきました。

 

寺子屋教室に来れば出席扱いになります。近隣の中学校に毎月末には出席統計を送っていました。

 

かなりたくさんの子どもたちが来ていました。遠くは隣県の愛媛県からも来ていました。

 

小2から中1まで不登校だった子も学校に戻りました。中1から中3まで不登校だった子も登校し、通信制高校に行きました。既に結婚して二児の父親です。同じようにして栄養士になった子もいます。

 

多くは全日制高校に進学し大学生になり、すでに社会に出ています。かなり難関大学に合格している子も何人もいます。転校して登校していった子もいます。

 

残念ながら、医者の処方された薬に依存している子どもは救えませんでした。「コンプリメントが効かない」と母親がコンプリメントを拒否しているからでした。

 

近隣近在の不登校がいなくなるほどの寺子屋教室です。

 

この寺子屋教室はフリースクールとは異なります。フリースクールは、学校に戻してあげようとは考えていない。子どもが好きなことをして個性を生かす場とのことでした。

 

高い費用を支払い、義務教育も受けさせないフリースクールは、間違っていると思いました。

 

寺子屋教室は、学校に戻る力を付けてあげることが目的です。フリースクールではないのです。それでも、大きな成果を上げました。

 

十年間実証研究を続けて、この方法には問題があることに気付きました。寺子屋教室を終えて登校を続けている子どもが再度の不登校になっていくのです。家庭には、自信の水を入れてあげる環境がなかったのです。

 

親も分かっていると思っていましたが、コンプリメントができないのです。結局、親が変わっていないためにすべてが水泡に帰しました。

 

私は、親の子育ての力を奪っていたのです。それに気付いたために、十年で寺子屋教室閉じ、親の子育ての力を育てるコンプリメントトレーニングに変えました。

 

親が変わらないと子が変われないのです。

 

フリースクールに丸投げしても、親自身の子育ての力が育たないと子育てはできません。一生高い費用を払って遊んで暮らすフリースクールに行かせるのでしょうか。

 

いつかは、親が子育てしなくてはならないのです。大切な学齢期の子育てを丸投げするのは良くありません。子どもの順当な発達成長を妨げる結果となるでしょう。

 

賢い親は、このことに気付いていますから、子どもに自信の水を溜めることが大切と気付いています。ですから、私の本を読んだときにピンとくるのです。

 

私の母親が賢い母親でなければ、私のような子どもに自信の水を溜めてくれることは出来なかったと思います。

 

私は、賢い母親のおかげで今日も自信の水で満ち溢れているのです。コンプリメントトレーニングも作ることは出来なかったでしょう。

 

私の母親のすごいと思うことは、自信の水など意識しないで我が子は誰よりも素晴らしい子どもであると兄弟を育てたことです。

 

先生に私が否定されても笑い飛ばしていました。孫が否定されても笑い飛ばして先生を追い返していました。

 

本も何冊も出版しました。観音寺市の砂絵「寛永通宝」銭形平次のバックの出てくる砂絵ですが、その謎を解き明かしたのも母親です。

 

演劇の脚本と演出し市民会館で上演したこともあります。戦時中は、憲兵とやり合ったこともあったと話してくれました。

 

私の前では一度も涙を見せたり不平不満を言ったことはないのです。PTAの新聞の編集でも賞をいただいた事もありますので、全く学校と対立していたわけではありません。私たち兄弟が先生から否定されると戦う程度です。

 

このようなことが原体験になっていますので、私はフリースクールよりは学校に戻したいのです。たとえ転校しても義務教育は受けてもらいたいのです。

 

フリースクールが義務教育学校ほどの教育を提供できますか。NOです。

 

 

 

不登校と発達障害支援のコンプリメントトレーニングは、商標登録しています。知的財産であり、どなたへも論の使用承諾はしておりません。

 

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