菊花賞の枠順が昨日、発表された。
注目のオルフェーヴルは7枠14番…三冠馬となるのか気になるところだ(そうですよね?ドリームジャーニー兄さん・笑)。
さておき。
JRAのCMを観て、懐かしい名前を耳にする。
ナリタブライアン
私…ナリタブライアンが最初、キライだった。
初めて競馬場へ行った日のメインレース「宝塚記念」で、モニターを通してだけど芦毛のプリンスに惚れ込んだから。
ナリタブライアンの兄、ビワハヤヒデに一目惚れしたんだ。
競馬場へ行ったときに、記者の方に聞かれたことがある。
「ナリタブライアンとビワハヤヒデ、どっちが強いと思いますか?」
私は当時、ビワハヤヒデと答えた。
モチロン、宝塚記念の発走前のことだけど。
私の知っているビワハヤヒデは本当に強かった。
中山でのオールカマーもウィニングチケットをおさえて1着になって、間違いなく秋の天皇賞も制覇すると信じて疑わなかった。
だけど…まさかの敗北、5着。
その後、ビワハヤヒデの引退が発表され、涙が止まらなかった。
もう、ビワハヤヒデの走りを観ることはできないのか…と。
弟との直接対決は幻となってしまった。
正直、観てみたかった。
ということもあり、キライだと思い込んでいたナリタブライアンに注目するようになったのは菊花賞のときだった。三冠が掛かってる…あの菊花賞。
夏に注目した馬が1頭いたんだ。
ヤシマソブリン
ラジオたんぱ賞を制した翌日の新聞の見出しが、
菊は任せろ!
だった。
坂井騎手のトークショーにも足を運び、面白そうと思いながら、ヤシマソブリンに期待した。
結果は御存知の通り。
ナリタブライアンは史上5頭目の三冠馬となった。
私が初めてナリタブライアンの勇姿を観たのは、その後の有馬記念だった。
パドックで、心臓が止まるかと思ったほど、ドキッとしたことを忘れない。
うっ…美しい。
毛のツヤ、あふれんばかりのオーラ…キライ…いや、好きっ!
いつしか最も好きな馬がナリタブライアンだと言うようになっていた。
時は流れ、
1998年9月27日。
私は中山競馬場で競馬ファン40人を集めてオフ会を実施していた。
そのとき、ナリタブライアンの訃報を知る。
同じ年の春、牧場にナリタブライアンを取材した。
「あの馬は今ガイド」の執筆のため。
ナリタブライアンが危ない…そういう記事を書いた。
だけど、早すぎる死。
心にポカンと穴があいたような気がした。
CMを観るたびに、当時のナリタブライアンのことを思い出す。
オルフェーヴルよ、三冠馬になってくれよ。