昨夜は元バックギャモン協会会長・下平憲治氏が主催するパーティだった。
父のこともあったので行こうかどうか迷っていたときに下平氏から電話があり「大変だったね。美味しいもの食べて元気出して!」と。その言葉で行く決意をして下北沢へと向かった。
会場にはバックギャモン関係の人が何人か来ていた。なかでも入籍を済ませてきたカップルがいて、二人を心から祝福した。
将棋記者も来ており、パチプロ談義に興味津々。あぁ、こういう考え方もあるんだなということが多々聴けて、何かコラボできないかなと模索してみたり。
遅れて、東京ヘッドライン編集長が到着。下平氏と共通知人ということが、つい最近わかり、世の中狭いね…という話で盛り上がった。
そんなメンバーのなかに、サージというフランス人がいた。
彼はバックギャモンのヨーロピアンチャンピオンでポーカープレイヤーでもある、世界でメジャーなギャンブラー。フランスには殆どいないらしく、世界を放浪しているそう。日本が大好きらしく、あと2週間くらいは日本にいるらしい。次は香港、アメリカと滞在先は決めているようだ。
私は彼に興味を持った。
世界につながる人と話をできるのは貴重なこと。
しかし、彼は殆ど日本語を話せないのだ。
私も英語があまり話せない。
沈黙の時間も何度となく続く。
あぁ、もったいない…せっかく話を聴くチャンスなのに…。
ちょっとでもコミュニケーションをとりたい…そう思って、ケータイやモバイルを取り出した。
「辞書」
これで、何とか次を約束することができた。
そう、私は彼をポーカーに誘ったのだ。
下平氏によると彼はポーカーで1億円くらい稼いでいるそうだ。
日本では賭けることができないが、アミューズとしてポーカーを楽しむプレイヤーは多く存在する。
そんな彼らと彼を会わせたいと願った。
滅多にないチャンスだから…。
亡き父は生前、大学で英語を教えていた。米国文学を研究し、論文を発表したり過去には本も出していた。日本大学英文学会で会長を務め、日本ペンクラブの会員でもあった。父は生涯を通じて「英語」と向き合っていた。だけど、私にはそれが壁だった。
どうすれば、英語が上達するんだろう…勉強として考えると、どうもダメ。
頭でわかっていたけれど、キッカケがなかった。
まさか、イメージしていた出会いが実現するなんて…。
前々から日本語の話せない共通の話題を持つ外国人と出会いたいと願っていた。
英語が殆ど話せなくてもポーカーの話なら、できる。
彼はポーカーだけでなくチェスや碁、将棋の話もできる。
ひょっとしたら、他のゲームの話もできるんじゃないかなと思う。
ゲームを通じて世界につながる…あぁ、これが私の目指すところだったんだと、昨夜は改めて認識することができた。
嬉しい出会いに、ワインを口にした。
シラフのときよりも口から英語が出てた…ような気がする。