質問メールのなかに「どうしたら始められるの?」といった内容が多かったので「とりあえず、ご自身でクロスワードパズルを作ってみてください」とお返事したところ、早速サンプルクロスワードパズルが届きはじめました。ありがとうございます。
サンプルはあくまでもサンプルなので、数多くなくてもかまわないのです。1問あれば、作者さんの経験やセンスが充分に読み取れます。
未経験だからといってビビる必要はありません。先輩だってはじめての時期はあるのですから!
ですが、全くパズルを作ったことのない方にイキナリ仕事をお願いすることはできません。大げさかもしれませんが、料理をしたこともない小さな子どもに指導なしで包丁や火を扱わせるくらい危険なことだと考えているからなんです。
だから、せめて現時点での作品を見せて欲しいのです。
ひょっとしたら「勉強してから…」というふうに想っているうちに、パズルを作るということを忘れてしまうかもしれません。もしかしたら、作る途中で「難しいから自分には無理!」と思われてしまうかもしれません。
今回の一件でやり取りをさせていただいた方のなかには、周囲から「クロスワードパズルをロクに解けないのに、作るなんて無理だよ」と言われた方もいらっしゃったようでした。ですが、本当に無理なのでしょうか?
人はすぐに「無理」という言葉を使いますが、決してそんなことはありません。
成功は理詰めです!
失敗は成功の元という言葉がある通り、躊躇していては、先へ進めないのです。失敗から学ぶことは大きな収穫でもあるのです。
目標の途中で足を止めたら先へは進まないし、あきらめたら終わりです。
前にも書きましたがパズル作りは「才能」ではなく「根気」と「愛」なのです。
矛盾するかもしれませんが、内職という感覚でパズルを作るのはオススメしません。ご自身が作成された作品を誰に、どんな人に解いて欲しいかということをイメージしながら、どんどんエンターティナーの要素を盛り込んでみてください。
クオリティの高い作品というのは、技術よりもアイデアや作者の遊び心が浮き出てくるものだと私は考えています。解いた人が「これ、面白い!」と思えば、ファンが増えて次第に仕事も増えていくのです。
テレビで「専門的なものは高額」といった部分が紹介されたかと思うのですが、これは単に高く稼げるというものではないので誤解しないでください。仕事を頼んでくるクライアントがいわば、その分野の「プロ」だということを肝に銘じなければならないのです。そのプロだちをうならせる作品でなければ、先には進めないのです。ハードルが高いからこそ、それらをクリアした作品が高く評価されるのです。
パズルには謎解きの要素があることから、推理小説を書くような気持ちになってパズル作りをして欲しいなと願っています。
遊んでいて「楽しい」と思えるような作品をお待ちしていますね!