原稿料の話。
基本的にマンパワーでこなせる仕事に関して、自分からクライアントに対してギャラ提示をしないという方針を昔から自分なりに持っているのには理由がある。
小学校4年生のときに他界した祖父の影響。大好きな、お爺ちゃんが生きているときは下駄職人だった。お得意さんをとにかく大事にし、信用で仕事をキープ。お客様が満足する仕事をすれば、値段は相手が決めてくれる。納得して支払ってもらえるから、お得意さんとは長い付き合いができると祖父は教えてくれた。
お得意さんに「おいくらですか?」と、言われれば祖父は「お気持ちで」と答える。
自分でギャラが幾らかなんて言わなくても、長い付き合い(連載)を持っているところは、いい関係で繋がってくれている。
ふと、祖父のことを思い出したので今日は、こんなテーマで書いてみた。
私も「お気持ちで」といえる存在になりたい。