千代田区内の自営業で、飲食店をやられている皆様。


私は、何があっても自営の飲食店経営者のミカタです!


私も、メイドカフェといいながら、今のようなメイドカフェが世間に認知される前の、普通の喫茶店扱いだった時代から経営しているので、客層は一般的な飲食店だった時代があります。



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2004年頃は、町内会の会合なども、当社ミアカフェの店舗内で行っていただいておりました。


で、紆余曲折があって、現在の形になっているのですが、ともかく現在は赤字です!


ものすごい、毎月赤字を抱えております。


早く、飲食店部門は閉鎖したいのですが、従業員をたくさん抱えている以上、閉めるに閉められず・・・。


ともかく、複合的にたまたま事業展開をしていて、現在維持できていますが、もし飲食店だけでやっていたなら、現在はもう飲食店なんか営業していないと思います。


で、千代田区の秋葉原地区において、2004年頃と、現在と何が一番違うかといえば、外食チェーン店の多さ(大手コンビニも増えました。ほとんどの家電量販店が大手傘下になりました。)です。


外食チェーン店が近くにあると、個人経営のお店は、メニューの価格を比較されてしまいます。


牛丼が250円とか、ラーメンが390円とか。ハンバーガーは100円だし。


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ですが、飲食店とは、値段だけが勝負なのでしょうか??


値段が安ければ、どこか無理をしているはずです。

ということは、外食チェーン店のニセモノばかり食べている人は、本物の味がわからなくなると思います!


牛丼なんかが良い例で、吉野屋の牛丼は肉とタマネギだけですが、本来はすき焼き丼=牛丼なので、現在の吉野家の牛鍋丼のようなものが、本来の牛丼です。

http://www.yoshinoya.com/about/gyunabedon/story.html



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吉野家がチェーン展開している過程で、お客様が「しらたき」「豆腐」などを残している人がいたため、いっそのこと牛肉だけのどんぶりにしたら、満足度があがるのでは??

というところから来ているらしいです。


結果的に、大成功だったわけですが、本来の牛丼(牛鍋ぶっかけ)という文化は、吉野家の全国制覇によって廃れてしまい、今の牛丼の形がスタンダードになってしまっています。


さらに、その状況の中で、後発企業による価格競争が起こって、現在の1杯250円とかの価格帯になっているのかと。


飲食店は、メジャーになると、必ず価格競争になる。

また、価格競争でコスト制約ができて、業界内でマネしかしなくなって、新しい発想が生まれなくなる・・・。


ちなみに、メイドカフェも似たようなモンで、2005年頃にテレビに良く映っていたメイドカフェが、お店で「モエモエじゃんけん」「店舗内でステージショー」「モエモエオムライス」などを行った結果、2006年以降の後発店は、ほとんどがそのスタイルを踏襲しています。


http://mm-world.mo-blog.jp/itiban/2005/12/post_7fbe.html


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当店のように、2004年以前からあった、従来型喫茶店と極めて近いタイプのメイドカフェは、今となっては本当に少数派で、アキバっこ子の為のオアシスであったはずのメイドカフェの火が消えつつあります。


悲しいことですが、これが現実です。


で、こういったいろんな流れの結果、中小店舗もコストダウンを強いられるので、食材の質を落とすか、従業員の給料を下げざる終えなくなる・・・。


ちなみに、当社はメイドカフェというよりも、一般的な飲食店的な利用が主であったため、当店の真向かいに、ファミリーレストランの「COCOS」が出来てから、売り上げががたっと下がりました



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かなり割合の元来の常連様が、安いのでファミリーレストランの「COCOS」にいって、お食事をしてから、お茶やデザートを食べに、ミアカフェに来てくれています。



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お客様からすれば、大差ない事に様に思っていますが、お店を実際に経営している側からすれば、大打撃です。


客単価がものすごく下がって、ファミリーレストランの「COCOS」ができてから以降、基本的に赤字体質が続いています。


千代田区にも、そういう個人営業のお店で、近所にチェーン系のファーストフードや、ファミレス、激安居酒屋が出来て、お店の経営が大幅に悪化したところは多いと思います。


個人営業のお店は、一度売り上げが下がってしまうと、蓄えがそれほど無いので、悪循環に入ってしまうことが多いと思います。


○個人経営のお店○

近所にチェーン系飲食店が出来る → お客様が減る → 仕入れ量を減らす → 仕入れ単価上がる → 利益が減る → 生活が立ちゆかないので値段を上げる → もっと客が減る → 今度は回転率が悪くなって食材の鮮度も落ちる → 味がまずくなる → さらにお客様が減る → 打つ手がなくなる → 貯金を切り崩す → サラ金に手を出す → 借金を抱えたまま閉店 → 家庭が不協和音で離婚する → 一人で借金の返済に四苦八苦 → アル中 → 自己破産or首つって死ぬ


という流れになってしまいます。


当社は、幸い個人経営というよりも、多角化経営でたまたま飲食部門の赤字はなんとか吸収できていますが、普通のお店を1店舗やっている自営業の方なら、上記のような流れで追い詰められていたと思います。


現在のチェーン系のファーストフードや、ファミレス、激安居酒屋は、個人経営の飲食店の犠牲の上に成り立っています。


日本中で、上記のような悪循環が各方面で生まれています。


もちろん、味やメニューを工夫して、人気店になっている個人経営のお店も多数あります。


ですが、いくら味やメニューを工夫しても、牛丼250円には勝てません。


限界を既に超えています。


少なくとも、既存のお店は対抗できても、新規で個人がお店を出して、牛丼250円に対抗できる似たような業態は作れないと思います。


それくらい、値段の安さは社会全体を不幸な方向に導いています。


なので、私は公約にも掲げている通り

株式上場レベルの大資本チェーン店舗参入規制条例制定・中小小売店保護および アキバベンチャーマインド継承

を提案しています


株式上場レベルの大資本チェーン店舗参入規制条例制定は、千代田区にとって急務です。


少なくとも、千代田区に本社がない株式上場レベルの大資本チェーン店舗は全て、千代田区から出て行ってもらいましょう!

チェーン店に特別課税や、外国人労働者を雇ったら罰金など、出店や維持が物理的に難しくしてしまえば、千代田区から外食チェーン店は出て行きます!


千代田区が自営業の飲食店ばかりになれば、ものすごく文化的に豊かな街になります。


千代田区で働く人も、住んでいる人も、美味しい食事に毎日ありつけることになります。


もちろん、値段はちょっとあがってしまいますが、健康的で美味しい食事に慣れ親しんでくれれば、みんなが幸せになると思います。


もちろん、飲食店だけでなく、チェーン系のコンビニ、チェーン系の大型店なども、全て規制対象です。


千代田区のガラパゴス化!



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千代田区だけ、独自の消費文化圏を形成し、千代田区で住んで、働く全ての人が幸せになればよいと思っています!