仏の顔も三度。自作のぐい吞の投稿も今回限りです。

信楽で厚誼をいただいているもう一人の先生が、求める火色（緋色）をみかん色と称されたことがあります。

いわゆるスカーレットのオレンジ色より淡い、黄色に近い色で、このぐい吞を最初に見たとき、その色に近いかなと感じました。

この形に似て、もう少し大きいのがあった気がするのですが行方不明です。

先生、ご子息、その仲間の作家さんの作品も一緒に窯入れされるので、紛れてしまうことがあるのです。

「そのうち出て来ます」（先生）

実は、先生から頂戴していた土が昨年末に底をつきました。

数年前に初めてお会いした時に先生の方から「上げる」と言ってくださり、その後はなくなるたびに新しい土をいただいてきたのですが、いつまでも先生のご厚意に甘えるわけにはいかないし「これが最後になるかも…」との思いで作った１点がそれなのです。

新しい土をいただくことについて「そろそろご遠慮しなくては…」と恐る恐る申し出たところ、「新しい伊賀の土を入れたから持って帰って」と温かいお言葉を。

ぐい吞＆花入れを何十個も作れる量です。

少なくとも後１年間は頑張らねば！と思わせてくれる量です。

自作のぐい吞（３）