13th    ALBUM
「SEE YA」

1990年8月29日    
オリコン4位


総評
・聴きやすいアルバム。通して聴いても不満はないんだけど、

CHAGE曲はこのアルバムに関しては不要なのでスキップ推奨。

ミニアルバムくらいの気持ちで1、2、6、8、9、11とサクッと聴いたほうがいい。
チャゲの曲は聴きたければ別途MULTI MAXの曲と一緒に別のプレイリストにまとめるべし。

出来事
・CHAGE&ASKAに表記が変わった。
・ASKAは制作拠点をロンドンへ移し、
CHAGEはこの前年からMULTI MAX
(正式名称はCHAGE'S SUPER BAND MULTI MAX)の活動を開始している。


1.「DO YA DO」


・始まったと思って聴いてたら突然の転調→サビ。展開がオシャレ。
前作よりもオシャレを意識していこうという意欲を感じる1曲目

・DO YA DOは「で、どうするの?」みたいな意味らしい。

・「あいつ」が花束を持ってやってきたという事しか語られていないため、
対象が和也なのか達也なのか新田君なのかわからないけど、タッチのことを歌っているに違いない。
あだち充の世界観で楽しもう。


2.「水の部屋」    

・優しい歌。水の中にいるASKA。隠れた名曲という感じではある。


3.「すごくこまるんだ」

・10th「RHAPSODY」収録曲「焦燥」の流れを組んでいるようなVocalディレクション。ステレオの左右にVocalを配置。
よく聴くと左耳でASKA。ユニゾンではなくハモリ、今回はロックンロール。


4.「ROLLING DAYS」

・この頃のチャゲの曲はすごく「商業ロック」って感じがする。
スタジアム向けに作っているわけでもないだろうけど。
マルチマックスの影響?

・ASKAのコーラスも堪能できるぞ!


5.「Primrose Hill」

・WALK的な、もやのかかった音の森の中を行くCHAGEといった雰囲気。
それにしてはASKA楽曲のような突然出現する強烈なフックみたいなものもなく弱い。
アルバム中盤の退屈な歌。スキップやむなし。


6.「僕は僕なりの」

・ソロアルバムだったら最後の曲にしそうな曲。
このアルバムだと「太陽と埃の中で」が控えているからこの位置か。
5曲目「Primrose Hill」からの流れで聴くのはちょっとかったるいので、5曲目がスキップされるのは必然。


7.「Reason」

・ミディアムなチャゲ。テンポはミディアム。メロディもミディアム。楽曲の印象もミディアム。

・ASKAのコーラスをもっと音として前に出していたらもう少し印象違ったのに。


8.「モナリザの背中よりも」

・美しいイントロだが7曲目までの流れを汲んで「またか」と思ってしまったが、杞憂に過ぎなかった。
突然BPM180台の軽快なポップチューンに早変わりする。

・転調したり、Lalalaと歌ったり、聴く人を楽しませようというサービス精神に溢れている。
パンチライン「待ち合わせは唇」


9.「ゼロの向こうのGOOD LUCK」

・何のことを歌っているのかよくわからない。
調べてもよくわからない。印象派なのか抽象画なのか、要考察。

・ASKA曰く「この曲には、モデルがいるんだ。そのモデルを題材にして書いた。こういう書き方って、自分の中では初めてのことだと思う。 -1990年Music City 10月号より-

・ドラッグソング感も漂う。
とはいえ、最初に何曲かこのアルバムの曲を出したあとに足りない要素として「こんな感じのも入れておこうか」と作ってそうな曲でもある。

・あと4つ打ちのハウスではないんだけどキョンキョンの[Fade out」という曲みたいな雰囲気。


10.    「YELLOW MEN」

・ちょっと9曲目に近い雰囲気で始まるチャゲロック。
ベースラインを追うだけでも楽しい。演奏やアレンジが秀逸だが、次に控える「太陽と埃の中で」の前ではハッキリ繋ぎの曲。


11.    「太陽と埃の中で」

・1曲目からの長い助走からものすごく空高くジャンプするような11曲目。

・イントロからサビが来るまでは全然たいしたことなさそうなのに、
ひとたびサビが来てしまえばその後に何も残らない、大型台風のような大名曲。
ともすればこのアルバムにおいてのバランスクラッシャー。