久しぶりの更新です。
実は実家の母が心不全のため21日に緊急入院しました。
片道2時間の病院へ、毎日お見舞いです。
毎日いろいろな検査を受けて、ほかに悪いところがないか調べてもらいます。
母はもともと体が強いほうではないのに、医者が嫌いで病院にはあまり行きません。
初めての入院ですが、救急病棟で、初日は話すことさえ疲れるので禁止でした。
でも、私の話を聞いてけらけら笑うのです。そうしてしんどいしんどいと言いながら苦しそうです。
なんだか、いつもと雰囲気が違ってすごく楽しそう。
今日で一週間。
一週間の間に、「ここの食事はおいしいよ。」とか、「看護婦さんが良くしてくださるのでありがたい、ありがたい」とか「毎日来てくれてありがたいなあ」とか初めて人の世話になることを心から受け入れられたみたい。
父の世話にぴりぴりしていた日常から解放されて、現在82歳で死ぬまでにこんなのんびりした空間を持つことができたことを娘としておかしなことを言いますが、よかったなあと思ってしまうわたし。
今日は、先生からのお話で、薬もよく効いて順調で、救急病棟から一般病棟にいけそうで、ほっとしました。
父の強烈な束縛に依存という形を甘んじている母を見て、前は二人を嫌っていたけれど、お互い強固な絆で求めあっている姿はそれでいいんだとあまり気にはならないようになっていました。
でも、今日は帰り際に、あれほど恐ろしいと思っていた父に、
「突然怒鳴っておどろかせないように。それも原因の一つと違う?」
と言ってしまいました。
父は聞こえないふりしてスルーしていましたが、そんな厳しい言葉を自分の口から言えたことがちょっとうれしくて気分がいいわたし。
この一週間父母の姿を自分と見たとき、あまりの苦しさに脳も身体も悲鳴をあげているけれど、抜けるときがきっとくると信じています。