家屋侵入など犯罪者は犯罪を犯す際、下見を行うらしい。
犯罪が成功する場所でしか犯罪を起こさない、
泥棒は、地域以外からやってくるケースもよくある。
だから下見は欠かせない。
では、どんな場所が狙われるのでしょうか?
今まで防犯というと、犯罪は人が起こすものなので犯罪者を注目しがちでした。「動機は何だ?」というわけです。しかし近年犯罪は機会がないと実行されないと考え場所に注目するというアプローチも登場してきました。
どんな人が犯罪を犯すかは予測しづらいけれど、どんな場所で犯罪が起こるかは予測できるというわけです。これを犯罪機会論といいます。
「どんな場所」が狙われるか、という問いは極めて大切なアプローチ法なのです。
で、どんな場所が狙われるのかというと
「場所」の景色を見て、①入りやすく②見えにくければ警戒せよ、という極めてシンプルなもの。
逆に言えば、
①入りにくく②見えやすければ犯罪は起こりにくいと言えます。
この「見えやすい」というのは地域の眼も有効だという統計もあります。
犯罪をとどまった理由の統計で、1位が「警察官がいた」2位が「地域の人に見られた」というものです。
犯罪に対しては、自己防衛するとともに地域のつながりを維持することが大事。
私は「街が安全」であることはブランドになる時代がやってきたのだと思います。
だから自治体で取り組むべきこともあるのです。
(つづく)