世界で最初のバブル経済事件は、意外にも株ではなく球根でした。
それは17世紀のオランダで起こりました。
チューリップの球根が異常な人気を集め価格が大幅上昇。
人気が人気を集め、珍しい球根は家1軒と交換されたといいます。
そんな球根バブルも突如崩壊、国中大混乱に陥りました。
経済とはなんなのか、と思ってしまう話です。
池田内閣で高度経済成長をとなえたエコノミストに下村治氏がいます。
彼は国民経済についてこう定義しました。
「本当の意味での国民経済とは何であろうか。
それは、日本で言うと、この日本列島で生活している1億2千万人が、どうやって食べどうやって生きていくのかという問題である。
(中略)
その1億2千万人が、どうやって雇用を確保し、所得水準を上げ、生活の安定を享受するか、これが国民経済である。」
そして「経済の根本は国民をどう生きさせるかだ」という考えのもとに経済政策を立案していきました。
これが保守本流の理念です。
現在の経済政策ははたしてこの理念のもとにつくられているのでしょうか?
この保守本流の考え方は、リベラルな考え方とほぼ同じです。
現状打破し国民経済を取り戻すには、保守本流とリベラルが一丸となって中道勢力を結集する必要があります。景気回復のカギはここにあり!