PM2.5、長野県の傾向と対策 | 寺平シュウコウ新聞 -Teradaila Shukou Times-

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箕輪町議会議員 寺平秀行 オフィシャルブログ

 中国からの飛来が問題になっている微小粒子状物質PM2.5。
この3日間、長野県のPM2.5濃度が上昇傾向です。


 伊那ではPM2.5が3月7日午前8時から11時まで59μg/m3(1立方メートル当たり59マイクログラム)を記録。環境基準(1日平均1立方メートル当たり35マイクログラム以下)と照らしても高めでした。前日(3月6日)18時には88μg/m3を記録。


 そこで昨日県庁に問い合わせました。「季節要因による変動で予測の範囲内、すぐに注意する段階ではない。要因は複合的で特定は難しい」との回答でした。


 結局、昨日(3月7日)は居住地域の「一般環境大気」を測定する諏訪局で39.7μg/m3、道路に近く車の排ガスの影響が大きい「道路周辺大気」を測定する飯田IC局で38.1μg/m3、長野市鍋屋田局で36.3μg/m3を観測、県内3地点で1日平均の環境基準である35μg/m3を超えました。


http://www.pref.nagano.lg.jp/kankyo/mizutaiki/taiki/pm25/PM25.htm


 伊那局(34.4μg/m3)と岡谷インター局(34.9μg/m3)は、環境基準をしたまりましたがギリギリ。伊那に関しては22時から24時まで観測値が急降下したため基準をクリアできたもの薄氷を踏む状態。


 午前中に濃度が上昇し、午後に落ち着くという傾向で、気温上昇による気流の発生で地面に付着したPM2.5が巻き上がったり、人の移動なども要因として考えられそうです。


 本日(3月8日)午後12時に諏訪、伊那、木曽、飯田インターの観測各局で、環境省が定めた環境基準値を一時的に超えていました。特に伊那は51μg/m3。


 17時には、県内全観測地点で環境基準値を下回りましたが、21時現在、佐久、鍋屋田で環境基準を上回っています。


http://www.nagano-taiki.jp/


■PM2.5環境基準超過時の行動のめやす(暫定)■
生活影響
・洗濯物等はできるだけ外に干さないようにしましょう。
・空気の入替は控えましょう。
・車の運転時は窓を閉めるようにしましょう。
・洗車は後日にしましょう。
■PM2.5環境基準超過時の行動のめやす(暫定)■
健康影響(呼吸器系疾患、アレルギー疾患がある方)
・外出するときは、マスク等を着用しましょう。
・外出から帰ったら、眼を洗い、うがいをしましょう。


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 「長野県内PM2.5予報」では福岡市採用の計算式を使い、当日午前6時の観測データから1日平均値を計算し、PM2.5の1日平均の環境基準である35μg/m3を超過するか予測しています。