マスクが医療機関に出回らず繰り返し使っているニュースを聞くと
祖母の話を思い出すのである。
大正生まれの祖母は従軍看護師であった。
朝、出勤してまずやることは医療器具をすべて消毒しておく。今では考えられないが、全て洗い、熱で消毒していたのだ。
看護師の仕事の大方は、衛生を保つことだったであろう。
何人も発熱が出ても良いように氷枕を作っておくことも新米の仕事だったと、聞いた。

そんな祖母は、聴診器を使い手動式血圧計で自身の血圧を自身で測っていた🤣
ほら、血の流れる音が変わるだろ?そこの値を覚えとくの。

アナログの強さを感じた。

今、生きていてニュースを見たら祖母は何て言うだろう。


しかし昔のやり方では菌に勝つことが限られていたから、使い捨てになったのだ。
布マスクを配布するお金を、使い捨てのマスクと防護衣に回して
各国の首相のように強いメッセージをもって見えない敵と闘う姿勢を打ち出して欲しいものである。
またもや、現場任せかよ、と諦めながら、首相の布マスクを眺めている。