11年前の3/11
私は京都劇場でミュージカル・オペラ座の怪人の公演委員長をしてました。
1幕が間もなく終わろうと言う時、怪人がシャンデリアを落とすシーン直前で大きな揺れが始まりました。
しっかりと建築された京都駅、その京都駅の一部と言ってもよい立地条件の京都劇場が揺れに揺れました。
舞台監督の素早い判断でシャンデリアを落とすシーンはカットされましたが音をたてて揺れ続けるシャンデリアは物凄い恐怖感を客席と出演者に与えました。
休憩を挟んで私達は何とか2幕に入りましたが、公演を終えて楽屋に戻りテレビから流れてきた映像に言葉をなくしました。
そしてすぐに東北から遠く離れた京都でも水や電池などが売り切れる状態に突入しました。
今のコロナとの時代も相当に奇妙な生活ですが、11年前も物凄い日々。
いつ原発が爆発するか分からない日々。
京都にいても相当不安な日々でしたから、東北の方々の心労は計り知れません。
私達の多くは僅か11年であの地震とコロナという二つの歴史的な出来事にぶち当たりました。今は戦争も始まり次にどうなってるか分からない時代に突入してます。
当たり前のように有った常識が片っ端から覆されてます。
東北の大震災で残された家族の心が守られるよう、祈りながら今日を生きたいと思います。
今この瞬間を全力で