【 じゅんがいたね 】あしがらキャンプに参加した社会人パフォーマー・黒井良子より | 寺田真実(心魂プロジェクト共同代表、劇団四季卒)のブログ

寺田真実(心魂プロジェクト共同代表、劇団四季卒)のブログ

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劇団四季出身、2014年よりIDeal Partners 代表。
心魂(こころだま)プロジェクト、みんなの部活動、Performinglish clubを軸とするIDeal Partners(理想の隣人たち)
ホームページhttp://ideal-partners.biz

わざわざ一番後ろの席を選んだおかあさんがいた。理由は知らなかった。

でも、はじめから泣いているお母さんを見て

あっ!泣きたいのかもしれない…。

そう思った。
泣きながら、みんなのあっちも、こっちもと、こどもたちの写真を撮りまくっていた。

その方のご自分のお子さんは、おそらく一番前のマットにいっているのかな…。

そんな風に見ていた。

まるで、社会人パフォーマー?!
って思うくらいのりのりで…。

ぐいぐいみんなの心を1つにする方だった。

「アンダーザ シー」
「ソーラン節」

辛いことも吹き飛びす位楽しんでくれた。

心魂社会人パフォーマーでもあり、がんばれ共和国のボランティアを務めるあかりん。

「生まれて初めて」

を歌うときは、立ちあがり、熱唱する女の子と一緒に立って歌っていた。
私も嬉しくて、一緒にに拍手して盛り上げた。

そして、寺田さんが最後の曲「よく来たね」を歌い出した時その方はふいてもふいても流れる涙は止められないくらい泣いている…。

やっぱり泣きたいんだろうな…。

と思って、何もいわず隣に佇んでいた。

ところが、寺田さんがつかつかと向かって来て、その方に手を差し伸べて一緒にスポットライトを浴びよう!
とばかりにぐいぐいぐいと前に歩いて行った。

そのとたんだった!

みんなのどよめきと共に近くでその様子を見ていた下河辺さんが声をあげて

「うわーんっ!!」

と泣き出した。
するとみんなみんな、更に、
声をあげて、肩を震わせて、
誰かに心を寄せて泣いていた。

パフォーマンスの力でおとなたちもこどもたちも、お父さんもお母さんも、みんなで、会場のみんなを包み込んでハグしているようだった。

1人じゃないんだ!
1つだよ!

だから、大丈夫。

そうやって日々のしんどさや悲しいことを乗り越えようとしているようだった。

本当に最後の曲は恒例の舞台をこどもたちに解放する。

待ってました!

と舞台はあっという間に埋まっていく。

そんな中で、自分の子どもは呼吸器が付いているから、みんなみたいに、行けないな…。

と思ったお母さん、ところが医療ボランティアさんが、チームを組んで抱っこで舞台に向かった!!1人残ったお母さんが目を腫らして泣いていた。

「もうなにがなんだか…。」
「分かります。分かります…。嬉しい…。」

なんてこった!
そこかしこに、素敵な物語だらけじゃないか!

楽しい時間はあっという間に終わってしまった。

終演後1人放心状態の男性がいた。

一番後ろの席で、肩を震わせて泣いていた方だ。

仲間が声をかける。

「じゅんがいたね」

「うんうん。じゅんがきてた」

そして、教えてくれた。
がんばれ共和国の医療ボランティアを20年やっていて、学生のときバディを組んでいたのが「じゅん」だったこと。

「じゅん」はみんなに愛されていたこと。

輝く星になったこと。

ああ…。
寺田さんは知っていた。
いやみんな知っていたんだね。

そして、心魂が「悔しい」と…。
こんなにみんなの気持ちをぎゆっと鷲掴みですよ!悔しいっす!悔しいなぁ…。

と話してくれた。デリパフォ中はノリノリで楽しみ、かと思えば肩を震わしてしまうくらい悲しみを表出する姿はまるで、感情のジェットコースターだっただろう。

私は会場の温め役のデリデリが大好物だ。
後ろの席は前との温度差ができがちだから、
誰もおいてけぼりにしないよう心掛ける。

でも、今回のこんな素敵な物語は語らずにはいられなかった。

奇跡だなって思う。でも、奇跡は偶然起きるものでなく、毎日の中にあるんだなって思う。

初めて参加した閉会式がこれまた素晴らしく
みんなが大切な時間を振り返る。
写真のスライドショーの中で飛びきりの笑顔がみんな弾けていた。

会場の遠くで泣いている女の子は初めての参加で出会えたボランティアさんとの別れが嫌だと泣いていた。

気がつけば心魂として参加したがんばれ共和国だったが、仲間として受け入れてもらえている温かさに私が包まれていた。

ありがとうございました。
また笑顔で会いましょうね!!