「ひとつ」
は私と結莉奈にとって、心の支えです。
毎日を楽しく笑顔で過ごしているつもりですが、たまに、上を向けないときもあります。
そんなとき、「ひとつ」を口ずさんで、皆さんと歌ったことを思い出します。
「大丈夫、ひとりじゃない」
と思うことができます。
そんな大好きな曲を演奏する機会をいただき、とても嬉しい反面、本番 弾けなかったらどうしよう、そもそも体調は大丈夫だろうか、と不安でした。
私の不安や緊張が伝わったのか数日前には体調を崩し、当日も最後までもつかどうか心配でした。でも、心魂の皆様、出演者の皆様に励ましていただき、素晴らしいパフォーマンスが進むにつれて体調も少しづつ良くなっていきました。
結莉奈も緊張からかステージ裏で待機する間は、落ち着かなかったり、指でバツ印をしながらも、いざステージに立つと寺田さん美奈子さんに見守られながら、たまちゃんと坪井さんが絶妙に合わせてくださり立派に演奏することができました。
力が極端に弱く、また、顔を動かすことも難しいため、キーボードの微妙な位置と角度で、鍵盤が見づらかったり、押しにくかったりするのですが、セッティングがいまいちでも指の動きを変えて弾いたり、ミスタッチしても弾き直したりと、母をフォローする面も見られ、頼もしかったです。ステージ上では、小さい結莉奈がとても大きく感じました。
そして、固唾をのんで見守ってくださった皆様と、演奏後の暖かい拍手は一生の宝物です。
ありがとうございました。
私と結莉奈は去年のクリフェスで初めて心魂さんに出会いました。
それまで、人工呼吸器を始めとした医療機器を抱え、リクライニング型車椅子での結莉奈との外出は、本人の身体への負担はもちろん、
「訪れた先に迷惑でないだろうか」
などと躊躇してなかなか外出することができませんでした。
でも 心魂の皆さんは暖かく迎えてくれて、「ここにいてくれていいんだよ。来てくれてありがとう。会えて嬉しいよ。」
という想いを心から感じることができ、いろんな場所へ参加する勇気をもらいました。
クリフェスから世界が広がっていきました。
感謝の気持ちでいっぱいです。
今回、たくさんのお客様に
「ありがとう」
と声を掛けていただきました。
身体が不自由で、できることは少ない結莉奈ですが、同じ時を生きた皆さんの中にお一人でも何かを感じ、勇気や希望を持つお手伝いがほんの少しでもできたとしたら、こんなに嬉しいことはありません。
すべての方々に感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。



