昨日私達はNPO法人になって初めての心魂デリパフォを箱根病院様でさせて頂きました。
重い筋ジストロフィーと戦っている大人の方々が多くいらっしゃる病院です。
私達とのご縁が深い千葉東病院様からのご紹介で初めてお会いしましたのは昨年の11月。
やっとデリパフォを実施できました。
こちらの病院のスタッフの方々は非常に明るい皆様で、心魂のワークショップにも参加されて表現を学んで下さる積極的な皆さんです。
そんな皆さんとタッグを組んでのデリパフォ。
とてもとても嬉しかったです。
私達は朝9:30に病院入りして、二ヵ所に機材をセッティングし、リハーサル
そして13:30~14:00、14:30~15:00の心魂ソング&ダンスショー。
二公演を終えてから15:30より病室から動けない方々の元に赴き、10分のデリパフォを6ヶ所。
17:00に全公演を終えました。
『音程が悪い』
『言葉が聞こえない』
『雰囲気で芝居をする』
そう判断されるとすぐにクビになる劇団四季で私は歩いて来ました。劇団四季が求めるプロとしての技術力を徹底的に磨く必要が有りました。
高い技術力を求められた日々でした。
私は劇団時代に技術を一生懸命磨きながらも
「 歌を歌う 」のではなく『 心を語る 』
そんな歌い手になりたいとずっと願って来ました。技術の中にある『心』『魂』を磨きたいと願って来ました。
私の歌から心が溢れ出るような歌い手になりたいとずっと願って来ました。でも、どうしても技術ばかりを追ってしまう。苦しかった。
心魂の活動を始めて22カ月
【 生きる 】
と言うことに向かって真っ直ぐ歩まれる方々の前でパフォーマンスをデリバリーする私達の活動。
心魂の活動で出会う方々が私を求めていた歌の世界に自然と連れていって下さいます。
私達を迎えてくださる全ての患者さんに言えること、それは皆さんはプロを真に磨く力があると言うことです。
感謝で一杯です。ありがとうございます。
昨日は涙しながら真っ直ぐに私の目を見て聞き、感じてくださる先人に感謝した一日でした。
心魂総合プロデューサー
寺田真実