医者、診察で迷路を渡す。
数日前からこういう状況だった寺田。
お世話になっている方に、
「大丈夫大丈夫だと思って病院に行かないと、ろくなことないわよ」
とのアドバイスを頂き、
ついに病院に行きました。
待合室で待つこと5分。
名前を呼ばれ診察室に入りました。
医者「どうされました?」
寺田「鼻水が止まらないんです。目もショパショパして。」
医者「そうですか。ちょっと見せてください。」
・・・
医者「なるほど。光化学スモッグの可能性がおそらくあります。」
寺田「おそらく・・・」
医者「はい。光化学スモッグ警報が確か出ていましたから。」
看護婦「そうですね。出ていました。」
寺田「風邪とか、アレルギーとか、季節外れの花粉症ではないんですか?」
医者「熱もないですし。この時期花粉症はマレですので。あるとしたら、イネの花粉ですね。」
寺田「・・・イネ。」
医者「では、薬を処方しておきますね。アレルギー用の。」
寺田「え?!アレルギー用?私、アレルギーなんですか?」
(光化学スモッグの影響じゃなかったっけ・・・)
医者「はい。アレルギー用です。どうされました。」
寺田「あの・・・アレルギーとか花粉症だとか、どうやって分かるんでしょうか?」
医者「血液検査です。」
寺田「・・・え・・・じゃぁ、血液検査、お願いしたいんですが。」
医者「そしたら、血液検査しますね。
結果は1週間後に分かりますので。
とりあえず、今日はアレルギー用の薬を処方しておきますね。」
ということで、とりあえず謎のアレルギー用の薬を処方された寺田。
4,000円を病院に支払う。
そして、ありとあらゆる疑問を抱えながら、
薬局へ行ったのでした。
薬局の待合室で待つこと、これまた5分。
薬剤師がやってきて言いました。
薬剤師「本日はアレルギーの薬のみの処方となりますが、アレルギーなんですか?」
寺田「・・・(アレルギーと決まってはないな。)さぁ・・・どうでしょうね。
アレルギーなのか花粉症なのか、今日血液検査をして調べてもらうことになったんですが。」
薬剤師「パッチテストじゃなくて、血液検査にしたんですね。」
寺田 (・・・パッチテスト?そんなの選択肢として用意されてなかったな。
高い金額の方を自動的に選択されてしまったのだな・・・)
「あの。今日、アレルギーの薬をもらっても、
実際1週間後に検査の結果が出てアレルギーじゃなかった場合は、
どうしたらよいのでしょうか?」
薬剤師「そうですね。
今週1週間の薬は無駄になってしまったということにはなってしまいますね。」
寺田「え・・・体に不要な薬を飲んで害はないのでしょうか?
たとえば、副作用とか・・・」
薬剤師「大丈夫です。今回のお薬は、飲んでも害のない薬になっていますので。」
・・・云々。
いつも思うのだが、
医者よりも薬剤師さんの方が親切ですね。
病気のことにも意外や意外、医者より詳しいし、
薬に関してはプロフェッショナルで、
色々と説明もしてくれます。
という理由で、寺田は薬剤師さんを最も信頼しています。
ということで、
とりあえず処方された薬を購入。
1,200円を支払う。
しかし、
それにしても、
本当に最近つくづく思うのだが、
お医者さんの診察が少し雑になっているような気がしてならない。
「光化学スモッグの可能性がおそらくあります」
という予想で、
本日はとりあえず3分程度で診察終了でしたから。
そういえば、
半年前に行った病院では、
お医者さんがいきなり、
カルテを書いているかと思いきや、
「これ、私のメールアドレスです」
と自分のメールアドレスを書いた紙を診察中に渡してきたのを思い出す。
東京が地元ではないので、
なかなか良い医者にめぐり合うのは難しいものです。
病院。
最近では、
謎の存在です。
・・・ということで、
「日記、長!」
な寺田でした。