大本営化の仮説のもと、読んできた三冊目。

組織の不条理、なる本。

本日読了した。

組織の失敗の源泉は『不完全な完全主義』とでもいおうか。『不完全の非許容』とでも言おうか。

つまるところ、前提条件が誤りがないという盲目的な過信とそれを指摘できない組織システムにあるようにみえる。

だから、現場を知らない大本営が指示した内容を盲目的に指示し、インパールなどの悲劇を生んできた。一方、それに反骨したものたちは成功、或いは一時的にではあるが抵抗に成功している。

やはり、仮説は悲しいかな、あっているような気がする。

大本営は現場が見えてない限定的な条件のなかにあって、自己本位な作戦を落としこむ。
おかしな情報があっても、受けとる側は無責任だからと、無批判にそのまま信じる。実行する。その結果、被害が拡大する。それも正確に見えてないから、より一層、大本営はまずい作戦を出す。この循環。

この打破には、自らは限定的で不完全だという認識、そして相互に批判的に情報交流、よりよい高みに昇華するシステム。それを許容できるリーダー。それが必要だと認識した。

意外にシンプルな結論に到達するものである。しかし、根本とはそういうものかもしれない。

さてどうするか。正しい批判の作法を考えようかな。

今日のこうちゃん
仕入れは大変重要なことであり、経営者が先頭にたってやるべきことである。そして、物を買うからと横柄な態度ではなく、よくぞ仕入れてくれたと誠心誠意、感謝の姿勢に立つ。そして、価格以上に相手の利益を侵食しすぎていないか注意する。

考察
利益の元は仕入れにある、は慧眼。そこがゆるければ、あとも緩くなる。だから、根本を大事にせねば。あと、日本にはお客さまは神様というあやまった考え方がある。本来イーブンなはずなのに。






Android携帯からの投稿