こどもエンパワーメント佐賀主催の「子どもと寄り添うための基本講座」に参加


なんだか、少し後ろめたさをもってテレビなどをみせていたが、やはりもっと真剣に向き合いかたを考えなきゃねと思わされる講演であった。

色々とまとめても実践できそうにないので気になったとこだけ。

【基礎知識として】
・子どもは情報の刺激を選択するのが苦手。だから、良い音も雑音もいっしょくたに聞こえる。だから、情報の選別をしてあげる必要がある。→3歳まではメディア(テレビ、ラジオ、ケータイ)との接触は不要
・刺激の強い方に注意が向き、その他の情報に対して無防備になる。つまり、気がついた情報を認識できないまま摂取している可能性がある。
・昔のテレビに比べ技術の工場で表現力や情報量が圧倒的に増えている。そこを意識する必要がある。
・メディアによるもの、例えば、今の仮面ライダーは武器を多用する→子どもの遊び、あるいは喧嘩において道具が用いられる→メディアを通しての情報が子どもの行動規範になる可能性を十分に考慮する。
・親がなにをしながらケータイをいじっていると、それを子どもは観察学習して真似るようになる。また、ケータイを大事なものとして扱うようにマネする。ビデオ教材などもそのような模倣効果を狙っている
・メディアの情報を通して、世界が歪む可能性がある。例えば、アニメで恐ろしい敵が抹殺されずに逃亡した→それを見た子どもはその敵の仕返しが怖くて保育園にいけなくなる→情報は適切なタイミングで提供する必要がある。その中身は大人が十分に吟味する必要がある
・本当に怖いのはメディア中毒。メディア依存症とそれを通して欠如する感覚(共感性、生命感、他者への痛み)
・モンハンはR15。なのに、自主規制止まりのため、日本は小学生もしている。それによって、生命感が歪んでいる事実があり、殺人につながっている。そのままゲームの世界観や価値観がインプットされる可能性が高いので注意。
・結論としては、親や大人が便利さにかまけた結果、子から自尊心と自己肯定感を奪ってしまうのではいだろうか。

【実践のためには】
・早寝、早起き、朝ごはんが基本→20時就眠、6時起床
・3歳までテレビ、ケータイなどの接触は不要。アナログな人間の語りかけを重視する
・メディアと子どものあり方をよく検討する、また、与える場合はそれがどのような影響を与えるのはしっかりと吟味する。(特にアニメなどはその奥に潜むものをよく観察する。イジメなどにつながる価値観の助長もひそんでいる。与えているのは暴力意識と購買意欲だけではないか)
・メディアをなくした後の時間の使い方を考える。どのように子どもとコミュニケーションをとるか。どのように考えさせるか。



結論として、メディアに親が頼るのは手抜きに近いところもあるだろうし、また、資本主義の悪しき面は育児というかけがえのない時間に侵入してきているという気がする。アニメグッズなどしかり・・・

奥様とよく考えいくしかないか・・・