『出口がない』
何の話かって、日本昔ばなし。
出口がないって話。
FBにも書いたけど・・・。ナゼか寝る前とかによく見る。もう10回は見てる♪
こんな話なんだ。
見終わった後の感覚が不思議なんだ。
多分女性は嫌いな話。。。
昔、吾作とお里という働き者の夫婦がいた。
仲むつまじくせっせと畑仕事に勤しむ二人にとある旅芸人一座が一夜の宿を・・・とお願いにきて二人は快く泊めてやる事にした。
お礼にとその晩女性が綺麗な舞を見せてくれた。吾作はその美しさに魅了されて、その日を境に仕事も手がつかなくなります。
お里は相変わらずせっせと働き、吾作はいつも何か物思いにふけっている。
ある春の日、お里は
『女一人の田植えじゃは大変だ、お願いだから働いてくれろ』
と言うと吾作は
『出てけ』『働くばっかで醜い女なんか見たかねえ、暇やるから出てけ』
と冷たくつっぱねる。
お里は涙ながらあきらめ・・・風呂に入り、化粧をし、身仕度整え吾作に今までお世話になりましたと別れをつげるが・・・。
別れの際改めて綺麗になったお里を見て吾作がはっとし・・・
『お里』
と、呼び掛ける。
『その戸口はワシのだからそこからは出るな
』
お里は裏口から出ようとするが
『その縁側もワシのだからそこから出るな』
と言う。
『出口がなけりゃ私はここから出られないじゃないか・・・私に出てくなと言うのか?』
とたずねると。
『そうだ、出てくな。お里ワシは夢を見ていた。もう目が覚めた出ていくな・・・』
お里はその言葉に小さくうなずく。
それから吾作はまた働き者に戻った・・・。
こんな話・・・。
胸くそ悪いよって思うでしょ?男なんなん?って思うでしょ?
でも不思議と『いい話』なんだ。
いい話風なのか?
イヤいい話なんだ。。
よかったら検索してみて。
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