最近読んだ本です本


お気に入りの作家である大沢在昌さんの作品で、同名で大沢たかおさん、佐田真由美さん主演で映画化もされましたカチンコ



普通な男子の普通なブログ-001e

仕事中でも読みたくなる程、ページをめくるのを止めさせてくれない作品ですメガネ


そんな「天使の牙」はこんなお話・・・


「アフター・バーナー」という麻薬を捌き、日本を席巻する巨大犯罪組織「クライン」。

そのトップである君国の愛人・神埼はつみから、警視庁の一課長に過ぎない芦田のもとに保護を求める連絡が入ります。

クラインの汚染は警察内部まで侵食しているため、芦田は極秘で女性捜査官・河野明日香に単独ではつみの保護を命じることに。


しかし、情報が漏れてしまい、襲撃を受けたはつみと明日香は凶弾に倒れてしまいます。


部下を失ったことで深い苦しみを抱き、正義の砦となった芦田は、極秘裏にはつみの体に明日香の脳を移植する手術を行い、はつみの体に明日香の心が宿るようになります。


それから、今度はアスカが囮となって、クラインに罠を仕掛けるべく、近づいていきます。そして、明日香のパートナーで恋人であった古芳は、彼女の死で荒み、何も知らないままアスカの護衛をすることに・・・。


というお話です。


映画は観ていませんが、映像化されると、他にもありそうで内容も何となく想像がついてしまいます。

しかし、読んでみるとぐいぐい魅了され、映像では表現できない各キャラクターのバックグラウンドや想い、特に“自分が一体誰なのか”という孤独感を胸に抱きながら、古芳には本当のことを伝えないアスカの心の葛藤には、締め付けられるような切なさを覚えてしまいました。


そして、愛する人が消えてしまった悲しみを心に秘める様子や、体は違っても人を信じぬく気持ちは誰もが同じことなのだなぁと深くと響きました。


エンタテインメントとしても秀逸な原作なので、映画も観てみようと想います!!


それにしても、カバー写真の寂しげな雰囲気がとてもいいです。


映画公式サイト  

天使の牙