工場のドアを開けたら、ねことバッタリ出会した。
首輪もない、野良だろうか?
そのねこの片方の足は明らかに曲がっている。
怪我で治らなかったのだろうか?
普通ならビックリして逃げただろう。
しばらくこっちを見た後、ぎこちないゆっくりとした足取りで去っていった。
不自由だから走ることが出来ないのだろう。
そのねこは、なるようにしかならないといった感じで歩いている。
何があっても普通のねこのように走って逃げることが出来ないのだろう。
受け要らざるおえない、でも生きているから仕方がないか・・・と、いったところか。
またしばらくすると、となりの空き地に子供を連れてたたずんでいた。
親ねこだったのか。
子供は私の姿に気付くなり一目散に逃げていった。
その親ねこはまたこちらを見るなり子供に目をやるだけで座っていた。
私と同じ。
私も走ることが出来ない。
曲がった足は動かすことができない。
受け入れるしかなく、出来ることをしている。
出来ないことは出来ないが、なんとかなるものだ。