”姿勢の乱れ” 稽古中の気づき | てらいち 、です

てらいち 、です

日常のこと,稽古での気づき,自然の移り変わり・・・

腰痛が再発し、それが解消したことを述べましたが。

 

 

このあとも、本調子という感じではなく、気を使いながら過ごすことになっています。

 

とにかく油断は禁物。

 

回復しなた~、と思っていると、

ピリピリっとしたり

ジワ~っとした感じで軽い痛みが出たり。

 

お~っと、これは危ない兆候だ、ということが何度かあって。

 

対策として、日常生活の中で背骨の形を意識すると共に荷物の持ち方や食事での噛み方を気をつけていました。

そのお陰でなんとかヒドイことにならず過ごしていました。

 

 

 

そんな折り、ちょっと久しぶりになってしまった居合道の稽古をして。

 

 

その翌日、腰に違和感。

 

これは姿勢が悪かったか、背筋と腹筋のバランスが悪かったか、などと自己診断して。

 

これは1~2日ほどで改善しましたが。

 

ところが、翌週に居合の稽古をすると、またもや腰に軽い痛みが出てしまって。

 

ん~、これは何か腰に無理をする状況、身体の使い方になっているな

 

そう思ったんですがどこがどう悪いのかはよく分からず。

 

 

その後、剣道の稽古があって。

これもちょっと久しぶりになってしまっていて。

 

この日は、降雪の翌日。

実家や駐車場の雪かきをした次の日。

雪かきでは、腰を痛めないように作業したので、特に問題は発生せず。

(自分でも、上手に雪かきできたかな、と感じて)

 

 

稽古を始めて、20分後くらい。

 

基本技を稽古した後、地稽古に移り、お二人目と立ち会っているとき。

 

腰に「ぴりっ」とした軽い痛みが出始めて。

 

うわっ、きちゃったよ

 

そう思ったんですが。

 

同時に、

うん、これは身体の使い方が悪いに違いない、どこがどうなってる?

そう自問して。

 

 

どうやら、思い当たるのが「右側」を強く使っているのではなかろうか、と。

 

 

「右手で振ろうとしている」

「右足に体重が乗っている」

「体の右側が強く前に出ようとしている」

 

 

そのような感じ。

 

さらに

 

「骨盤の前後の傾きも前傾が強めになっている」

 

その感覚もあり。

 

 

これは修正せねば!

 

稽古後半は左側の意識を強めて。

背骨よりも骨盤の傾きに注意して。

 

その後は、なんとか腰の痛みは強くなることなく稽古を終えることができました。

 

 

ここでの気づき…

 

よく、やってはいけないこととして「右手が強くて左手が弱い」などと指摘されることがありますが。

 

もっと左手を強く使いなさい、と。

 

以前の私も良くいわれていました。

 

解決策として左手の筋力アップ、握力向上などを目指しましたが。

 

筋トレ嫌いなものですから、この手のトレーニングはすぐにやめてしまっていて。

 

 

でも、居合道がヒントになって、これは強弱の問題ではないのではなかろうか、と思うようになって。

 

左右の手が、働くタイミングの問題ではないか、と思うようになってます。

 

つまり、

「左手の働きが遅い」

「右手の働きが先行し左手が後追いになっている」

「右手と左手がシンクロしていない」

ということではないか、ということです。

(私の仮説です)

 

居合道では、刀は始め鞘に収まっています。

 

刀を鞘から抜いて切る動作になるわけですが。

 

これ、居合をならう初歩段階で『鞘引き』という動作をならいます。

 

刀は「抜くんじゃなく『鞘を引く』ことで鞘から出す(飛び出させる)」というもの。

 

刀を抜く、といいますが、刀を鞘から出すといったほうがいいんですね。

 

そして、「鞘引きをもっと強くっ」と言われるんです。

 

ちょうどこの左手を後方へ引く動作、この反作用として前方に振る刀にもスピードがのる。

いわゆる「作用反作用の法則」。

 

あるとき思ったことは、これは左手を早く引け、というコトじゃないかと思いついて。

 

鞘引きを早いタイミングで(少し極端に)やってみると、抜き出すのがなめらかになる。

刀が鞘に当たることもない。

当然といえば当然の効果がみられて。

 

こりゃあ、筋力の問題じゃなさそうだぞ、と。

 

 

と、いうことで、剣道でも通じることじゃないか、と考えています。

 

左手や体の左側の動作が右より遅くなっていると、右側の筋肉が先行し強く働いてしまい、背骨をねじる動きが起きてしまう、これが腰にも影響が出ているのではなかろうか、と。

 

これも「筋力で解決する問題」ではなく「身体の使い方で解決する問題」、つまり方法論なのではないかと考えています。

 

 

 

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