下水処理水で鮎を養殖 山形県鶴岡市の取り組み | てらいち 、です

てらいち 、です

日常のこと,稽古での気づき,自然の移り変わり・・・

 

 

 

これは素晴らしい取り組み、チャレンジだと思います。

 

養殖の鮎は、餌に配合飼料などを与えるため、天然物独特の香りが出ない。

餌のせいですね。

 

鮎が本来餌としているのは、川底に生えている藻。

天然物の鮎はこれを食べているために、スイカやキュウリのような香りがする。

配合飼料で育てた鮎にはこの香りは立たない。

 

そこで鶴岡市のチャレンジは、下水処理水を使うというもの。

下水処理水は、植物の生育に必要な栄養素を豊富に含んでいる。

これを使って藻を育て、養殖鮎の餌としよう、というもの。

 

いいところに目をつけたなー、と感心しました。

このシステムがビジネスとして成立して、養殖鮎が出回って欲しいと思いました。

 

・・・ですが。

ブレーキが掛かっている、と。

 

それは、

評判が良くない、と。

下水処理水を使っているところ、イメージが悪いということです。

 
 

そこのあなた、

これを読んで下さってる人の中に、

「下水処理水?それ汚いじゃん」

そう思った方はいませんか?

 

このあと、不快な言葉で述べさせていただきますので、

この養殖鮎を汚いと思った方は続きを読まないで下さい。

 

 

 

【かなり、えらそうに言わせていただきますが】

 

 

 

 

汚いって、何を言っちゃってるんですかっ

まったく、

日本人はバカになり果てましたね

 

天然物の鮎が泳ぐ川、育った海、これは「自然の浄化システム」です。

こっちは、人間の排出物だけではない、自然界の動植物、微生物も含めて

排泄物やら死がいやら、そういうものがごちゃ混ぜ。

 

でも、それが食物連鎖や生物のつながりのおかげで浄化されている。

 

自然の川がきれいで清潔、

人間が生活排水を処理した下水を浄化したらそっちは汚い。

 

こういう、自然の仕組みを理解せずに物事を判断する。

それも根拠なく、「イメージ」だけ。

 

 

私にいわせると、

アホ

です。

もうちょっと、勉強せいっ!

 

私は鶴岡市のチャレンジは素晴らしいと思う。

 

なので、このイメージを何とか払拭して、

これを収益の出るビジネスに昇華していただきたい。

 

それには、壁となるのが、今述べた「バカの壁」以上に強固な「アホの壁」でしょうね。

 

どうしたもんでしょうかね、全く。

なんとかネーミングや販売ルートなどを工夫して事業化していただきたい。

 

それにしても・・・

コロナ騒ぎもそう

ワクチンへの評判もそう

 

なにか、人間というもの、自然界というものの捉え方を間違えている風潮が広がっている。

 

体毛があるのがダメ

鼻が高くなきゃダメ

年をとるのもダメ

人間を人間としてみなくなった、そういう風潮があると感じます。

 

人間も自然の一部であり、「いきもの」であることすら否定するかのような風潮がある。

 

正直言って、私は新型コロナよりも、こういった考えの広がっている社会の方が怖い。

 

最近聞いた話で、若い人の中には、自分のおばあちゃんが作ってくれたおにぎりを食べられない、と。

素手で握ったおにぎりは嫌だ、と。

 

おばあちゃんは汚くて

自分はキレイだ、と。

 

こういう風潮。

 

あぁ、これこそ、世も末だ。

 

私には、どうにも居心地の悪い社会に感じられて仕方がなくなっている。。。

 

どうしたものでしょうか・・・

 

 

 

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ

 

にほんブログ村 地域生活(街) 中部ブログ 山梨県情報へ
にほんブログ村