皆さん、学生時代は部活動に入っていましたか❓
私は中学時代にソフトテニス部に所属していました。
「楽しかったか❓」と聞かれると「そこそこ」としか答えられませんが(笑)
しかし学べる事が沢山あり、そして何より友人達の試合などを観てると思わず心がアツくなりました‼️
今年のワールドカップもその様なシーンが沢山ありましたねニヤリ

さて今回は世界の意識を変える為、男と女の真剣勝負にスポットを当てたノンフィクション映画を紹介します。

バトル・オブ・ザ・セクシーズ

(あらすじ)
73年、女子テニスの世界チャンピオンであるビリー・ジーン・キングは、女子の優勝賞金が男子の8分の1であるなど男女格差の激しいテニス界の現状に異議を唱え、仲間とともにテニス協会を脱退して「女子テニス協会」を立ち上げる。そんな彼女に、元男子世界チャンピオンのボビー・リッグスが男性優位主義の代表として挑戦状を叩きつける。ギャンブル癖のせいで妻から別れを告げられたボビーは、この試合に人生の一発逆転をかけていた。一度は挑戦を拒否したビリー・ジーンだったが…

(レビュー)
まず主人公であるビリー・ジーン・キングを演じるのは「ラ・ラ・ランド」や「アメージング・スパイダーマン」に出演していたエマ・ストーン❗️
私の中でのエマ・ストーンはメイクをバチっと決めた凄くキラキラしたイメージでした。
ところが今回実在する人物ビリー・ジーン・キングになりきる為、メイクはナチュラル、肉体改造で筋肉をつけました。
その結果スクリーンに映ってるのは、エマ・ストーンであって、エマ・ストーンでない…
まさしくビリー・ジーン・キングでした。
ここまで完璧に仕上げてくるのは流石だなと思いました‼️

一味違うエマ・ストーンが観てみたい方オススメです。

主人公と対戦する元男子世界チャンピオンのボビー・リッグスはかなりのクセの強いキャラクター(笑)
重度のギャンブル中毒者で、奥さんにも見放され、それでも頭の中は子供の様にユーモアが溢れてとにかく前向き。
逆境の中思いついたのが、女子世界チャンピオンとのテニス勝負‼️
最初はビリー・ジーンに相手にされませんでしたが、徹底的に女子から見たヒールアピール全開でテニスの勝負が実現しました。
ボビー・リッグスはとにかく派手好きで、テニスパフォーマンスもユニフォームもおふざけ全開だが、何故か憎めないボビー(笑)

そんな彼のユーモアがとにかく見所です!


73年は男尊女卑がまだ当たり前の様にあった時代。
それはテニス協会にもありました。
男子の試合の方が迫力があり、集客が見込めるという考えだけで女子の優勝賞金は男子の8分の1。
私はこの映画を観て、ビリー・ジーンが本当に戦っていたのはこの世界じゃないのかなと思いました。
解説者、主催者、協会全てが敵で、この逆境の中もがいて必死に勝利をつかもうとする。
そしてその勝利が人々の心を動かす‼️
今の時代、セクハラなどの問題が浮き上がって改めてこういった男女の差別問題に向き合わなければならないと思います。
この映画はテニスのアツい試合だけで無く、こういった時代背景の中どの様なドラマが生まれるのか…

考えさせられる内容にもなっています。

この映画を今のタイミングで観られて本当に良かったです‼️