テキーラ規制委員会(CRT)公式のリーデルテキーラグラスについて | 目時裕美ブログ「Happy Drink Life」

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メキシコ大使館から紹介いただき、先日開催した3R(トレスエレ)のローンチセミナーで、リーデルジャパンのアンギャル社長からテキーラグラスについてご案内いただく機会がありました。
今年はリーデルのテキーラグラスを共同開発したテキーラ規制委員会(CRT)との様々な取り組みも予定しているため、CRTからも推奨しているグラスについて一度しっかり勉強したいと思い、青山店へお伺いしてきました。


リーデル(RIEDEL)は、1756年に現在のチェコ共和国で創業した、オーストリアの高級ワイングラスや関連ガラス製品を製造するメーカーです。
同社は、飲み物の個性に合わせたグラス形状を開発することで、その香りや味わいを最大限に引き出すことを理念としています。

テキーラは、小さなショットグラスで塩やライムのと共に飲むスタイルが一般的でしたが、近年ではテキーラそのものの香りや味わいを深く楽しむため、より大きなグラスが用いられるようになってきました。

このトレンドに応じて、リーデル家10代目当主であるゲオルグ・リーデル氏は、テキーラ生産者と共同で新たなテキーラグラスを開発しました。
リーデルがワイングラスの形状を決定する際に行う「ワークショップ」と呼ばれるプロセスを踏襲し、12種類のテキーラを用いてテイスティングを実施。
20人以上のテキーラ生産者による評価を経て、最終的に選ばれた形状は、アルコールの刺激を和らげ、アガベ由来の独特な香りを引き出し、樽熟成によるまろやかな口当たりを存分に楽しめるものとなっています。  

このグラスは、2001年にメキシコのテキーラ規制委員会(Consejo Regulador del Tequila、略称:CRT)によって公式なテキーラグラスとして認定されます。

現在、日本で発売されているのは、リーデルの「オヴァチュア」シリーズのテキーラグラスで、このシリーズは、1989年に発表されたカジュアルなラインで、上質でお手頃なワインやスピリッツを気軽に楽しみたい方のためにデザインされています。ステム(脚)付きで上品な雰囲気を保ちつつ、リーズナブルな価格設定が特徴です。


実は、昨年1800ミレニオの発表会でもリーデルセミナーを受講しました。


リーデルのテキーラグラスは、テキーラの魅力を最大限に引き出し、飲み手がその奥深さを感じられるよう設計されています。
テキーラそのものが持つ魅力を再発見し、スピリッツを美しくエレガントに楽しむためのグラスとしておすすめ。

今後、テイスティングセミナーや、グラスによるテキーラの味わいの違いを感じていただくような機会が持てたら。

テキーラを通じて、色々世界が広がり楽しい!