今年は、テキーラ業界にとって重要な節目となるイベントが開催されました。テキーラ規制委員会(CRT:Consejo Regulador del Tequila)が主催する「テキーラ原産地呼称認定50周年およびCRT設立30周年祝賀会」が、在日メキシコ大使館の協力のもとで行われました。
この特別な機会に、司会進行を務めさせていただきましたことを大変光栄に思います。
日本市場の可能性とテキーラ業界の未来
2024年、メキシコ農産物輸入量が過去最大を記録する中で、テキーラもその成長を牽引。日本市場では、さらなる需要拡大と文化的浸透が期待されています。
祝賀会にはCRTとメキシコ大使館から招待いただいた20社以上の輸入社、酒販店、卸業者、飲食店の方々が集まり、テキーラの未来について意見を交わしました。
特にCRTのアジア地域担当者からの講演では、原産地呼称保護や世界市場での消費拡大に向けた戦略が共有され、日本市場が持つ可能性の大きさが改めて強調されました。
そして何より、テキーラ業界の未来は、こうした皆さん一人一人の活動や思いにかかっています。テキーラに関わるすべての皆さまとともに、この素晴らしい文化と市場の発展をさらに進めていけるよう、これからも尽力してまいります。
引き続き、テキーラの応援をよろしくお願いいたします!
《CRTとは?》
CRT(Consejo Regulador del Tequila)**は、テキーラ業界の基盤を支える組織で、以下の重要な役割を担っています:
品質管理:テキーラが厳しい基準を満たしているかを生産段階から徹底的に監督。
原産地保護:テキーラの名称が、メキシコ国内外で適切に使用されるよう保護し、ブランド価値を守る。
市場促進:世界中でのテキーラ普及を目指し、文化的価値や魅力を発信。
CRTの活動を通じて、私たちは安心して本物のテキーラを楽しむことができ、世界的な評価が高まる基盤が作られています。