メキシコといえばテキーラ。世界中の人々に愛されるこのお酒の原料となるのが「アガベ」という植物なのは皆さんもちろんご存知かと思いますが…
このアガベ、普段はテキーラになった状態でしか目にする機会がないのですが、今回なんと、生のアガベのピニャ(中心部分)をその場で試食するという、貴重な体験をしてきました!
これができたのは、「ホセ・クエルボ」の特別ツアーに参加したおかげ。
メキシコのテキーラ産地に足を運ぶと、アガベ畑を見学するツアーはよくありますが、生のアガベをその場で食べられるチャンスはなかなかありません。このツアーだからこそ叶う、スペシャルな体験です。
早速、熟練の職人(ヒマドール)による収穫デモンストレーションが始まりました。
青々としたアガベの葉を、コアという刃物で次々と切り落とし、姿を現したのがピニャです。
その形がパイナップルに似ていることから、「ピニャ」と呼ばれていますが、味はまったく違います(笑)。
ヒマドールが素早くピニャを割り、コア部分をサクサクとカットしたものをその場でかじると……驚きの食感!
味わいは、しゃきしゃきとしたメキシコのヒカマという野菜や、ほんのり甘みのある大根、あるいは味のない梨のよう。
ほんのりとした甘さと淡白な風味が特徴で、クセは全くありません。この独特の食感とフレッシュさがなんともクセになります。
「生のアガベって、こんな味なんだ!」と、感動の瞬間でした。
アガベは通常、ピニャを収穫した後に蒸し焼きにされ、甘みを引き出した状態で加工に使われます。そのため、現地でも「生のピニャ」を試食できる機会はほとんどありません。
しかも、この試食ができたのは、特別ツアーでの収穫デモンストレーションがあったからこそ。
熟練の技で葉を削り取り、ピニャを丁寧に割っていく様子を間近で見られるだけでも感動的なのに、そこからさらに試食までできるなんて、贅沢なひとときです。
クエルボの特別ツアーならではの魅力
今回参加した「ホセ・クエルボ」の特別ツアーでは、アガベ畑での体験だけでなく、広大な景色を楽しみながらテキーラの魅力にどっぷり浸れる内容が盛りだくさん。
特にアガベのピニャをその場で割って試食できる体験は、他のツアーではなかなか味わえない貴重なものです。
一口ごとに、メキシコの大地と生産者さんたちの努力が詰まっているように感じられました。
もし次回メキシコを訪れる機会があれば、ぜひホセ・クエルボの特別ツアーに参加してみてください。この特別な体験を通して、アガベとテキーラに対する見方がきっと変わるはずです。
みなさんは、生のアガベを食べたことはありますか?
その味と食感は、文章だけでは伝えきれない魅力があります。いつか直接体験して、この感動を共有してみてくださいね!