テキーラに合うショコラを作りました! | 日本テキーラ協会会長 林生馬 official blog

テキーラに合うショコラを作りました!

著名な女性ショコラティエの宮原美樹さん。

千歳烏山「ショコラティエ・ミキ 」のオーナーシェフでいらっしゃいます。


真に美味しいチョコラ造りのためたら、欧州の高名なクーベルチュール社長に直接疑問や議論をふっかける事をもいとわない拘りのシェフです。

最近では超プレミアムな蒸留酒を使ったチョコレート・トリュフが限定で何回か出ていました。

各限定に使用された蒸留酒は、「ロマーノ・レヴィ」、「ダンカンテイラー1966ボウモア」、「ジャン・フィユーのレゼルブ・ファミリアール」「アルマニャックのドメーヌ・ボワニエル」、そして「ネイソン・エクストラ・ビュー」を使用したラムレーズン・・・。

スピリッツ好きが聞けば驚愕のラインアップで、あえて例えるならば「高級温泉旅館ミキ」のお客様送迎車に、ランボルギーニ・ミウラ、マクラーレンF1、アルピーヌルノー、ファセル・ベガ・ファセル、フェラーリ・デイトナと取り揃えているような・・・って余計分かりにくいですね。


それぞれの限定トリュフが、それぞれの蒸留酒の持ち味を全く損なうことなく完璧なまでにバランスのとれた作品になっていたのには心底驚きました。蒸留酒とチョコレートのマリアージュの素晴らしさも再確認。


日本テキーラ協会会長 林生馬 official blog ショコラティエ・ミキさんが夏期休暇を利用して「チョコレート造り講習会」を開かれたので昨日行ってきました。トリュフを作るのは私には100年早いので、オリジナルブレンドのチョコレートを作るという願ったり叶ったりの企画です。


ヴァローナ社、ドモーリ社、プラリュ社から選ばれた10種類のクーベルチュール(基になるチョコレート)のテイスティングと解説から始まります。それぞれ全く異なる味わいがあり、この時点で既にかなり楽しいです。このテイスティング作業は、お酒のテイスティング作業とほぼ同じ原理で行われます。


そして自分の好きなブレンドを作っていきます。私のテーマは「テキーラに合うショコラ」。単体で食べたら??と思われてもテキーラに合わせるとスゴイ!!のオリジナリティを目指します。テキーラに合わせるライムのように、酸味を感じるクーベルチュールをキーに組み立ててみました。


日本テキーラ協会会長 林生馬 official blog このブレンドを、ミキ先生に低温で湯煎していただき、混ぜて、型に入れて、温度を下げて固めていきます。完成したチョコレートはツヤツヤで、「世界にただ一つの自分が作った味」と思うと食べる前から愛しいのですが、食べるともっと愛しいです。


参加者の方が、皆様それぞれ自分の味を作っていらっしゃいました。まさに十人十色で、どれも美味しく、ストーリーがあります。


このショコラ、自分への贔屓目もありますが、テキーラにとても合っていました。