通り魔事件というカテゴリーでくくっている報道もありますが、私は、一連の通り魔事件を見ていると目に飛び込んでくる小さな通り魔事件、スカート切りとか、引ったくりの類とは、今回の事件は異質に見えます。通常の通り魔事件は、一種の愉快犯ですが、これは、自殺の道ずれにしたような事件です。決して愉快犯ではありません。アメリカに居るとNewsはもっぱらOnlineで得ることになりますので、今朝事件を知ってから、随分、あちこちを見て回りました。犯行予告の掲示板への書き込み、逮捕後に「世の中がいやになった。疲れた。誰でも良かった...」との供述があったようです。派遣社員で、時給が1300円。まじめで、殻に閉じこもりやすい性格...なんともやるせないですね。時間外手当がついても、月の手取りは20万円くらいではないでしょうか?見えない将来に「世の中がいやになっている」自殺予備軍が、この加藤容疑者と同じ自殺の方法を取らないことを心から願ってしまいます。