そういったやりとりのあと、私がネカフェへ行き、帰ってきたら抱きしめて「ほんとは一緒にいたいんだ」、なんだよ。
そりゃあ一緒にいたいだろうよ。
離婚したら働かなきゃならないもんね。どこかで働いて、家賃だって払わなけりゃならないもんね。朝から晩まで(まあ、合間に何時間かはうちの仕事をしているんだけどさ)パソコンに張り付いて株やって、合間にネットで漫画読んだりしているほうがずっといいだろうさ。
どうして一緒にいたいのか訊かれて、「わからない」だって。ふざけんな。
あんたがわからなくたってこっちはわかるよ。楽だからだよ。ものすごくね。そして収益は私に隠せばいいもんね。
だからさ、「オレも魔法にかかってるのかな」とかさ、バカバカしくって吹きだすっちゅうの。
なに甘い会話のフリしてんだよお前。
つまりはそういうことなんだよ。