たとえば、以前私が、「子どもが何かしてくれたら、ほめるのではなくてありがとうと言った方がいいと思う」と発言したら、「私が『ほめた』と言ったのは、ありがとうと言ったということですよ」と返ってきたことがある。
そうなんだね。相手を肯定すること全般を、「ほめる」といっている傾向があるんだね。
ここでは、もっとはっきりと言葉を使い分けて見ようと思う。
「ほめる」は文字通りにほめること。
つまり、子どもが茶碗を片付けてくれたら、「えらいね」みたいなことを言うこと、と決めておくね。
実はこの決め方も万能ではなくて、
この例だけをみると、「ほめる」には上下関係、もしくは評価感覚があるということがみてとれるんだけど、
たとえば、新しい服を着たら子どもが「カッコイイね」といってくれたことは、なんといえばいいのか?
ほめるでいいのか? この子どもの言葉に「上から」性はないと思う。
でも、「子どもにほめられた」というのを聞くと、なんだか子どもに対して下手に出ている感じがする。
・・・私だけかな。私だけが、「ほめる」という言葉に「上から」性を付与してしまっているのだろうか。
ちょっとここまでで、まず投稿してみるね。