summer_7ベストセラーとなった古賀氏の前著『日本中枢の崩壊』と重複する記述が多いが、東日本大震災の発生を受けて急遽加筆したため全体のバランスがイマイチの『崩壊』と違って、本書では著者の主張がコンパクトに整理されている。わかりやすさで言えば本書の方が上。特に政府の震災対応に関する記述は、『崩壊』よりも充実。