私は臓器移植法が可決されたことはたいへん喜ばしいことと思います。
はっきり言って遅すぎの感があります。
今まで、日本の医療関係者も実はこの問題を避けてきた。移植に心を砕く医師たちを、「移植屋」とさげすみ、脳死や移植問題をどのようにすべきか、という現実から逃げてきたのだ。したがって、いくら経ってもドナーなんて現れない。考えてみれば当たり前でぜんぜん情報も何も普通には伝わらないのだから。
で、一方海外での移植には難色を示し、海外で移植をしてきた人間には、診察しない、保険で投薬をさせない(という意地悪。実際のところどうなんだろう)というような言葉を現場の移植を頑張る医師たちに語らせるさまざまな圧力。それに屈してしまう医師たちもだらしないが、国に逆らえば、病院にとってどんな風にやばい情報を流されてしまうような、ほとんど安心できない国と病院の力関係。
それに加えて移植の先生の医師会での発言力の弱さが、いや、医師会のどうしようもない保守的体質が、この問題に蓋をしてきたという大きな責任がある。
どうしようもないんだよ、この国は。だあれも責任取らないし、弱いものいじめばかりしてるんだから。
しかしながらさすがに、今回は海外からの圧力で、自国での移植の門戸を開けていか何ければならないところまで、追い詰められてきた。
この可決が、第一歩となって、脳死や移植についてオープンに語れる時代こそなってほしい、と私は考えるのだが…。
本当は透析だってさまざま問題を抱えているが、本当のところ、患者のほうにはその問題のありかさえ、情報としてはきちんと伝えられていない。年間400万円も、国に面倒見てもらって、何が文句があるのか?!、という感じ。
文句なんか言いたくはないが、さまざま真実が知りたいのよ、私は。