友人の二度目の脳内出血はやはり厳しいものだった。
最初の出血でもう利き手は使えなくなっていたが、それでもかなりのリハビリの成果で立てるようになっていたし、左手でそこそこ絵もかけるようになっていました。それがまた、振り出しに戻ってしまったのです。いやそれ以上に悪化してしまった…。
言葉も思うように出せなくなり、車椅子生活となってしまったのです。
しかし、彼はあきらめません。また不自由な左手で絵を描き始めているのです。
今描、いている絵は猫の絵。
そんな彼を応援する方々がいてとうとう個展を開くことになり、その個展に間に合わせるように絵本を作ろうと奥さんが思い立ったのです。
絵本の内容は彼の子供のころの闘病の物語。
医者の見立て違いから、いつ再発するかわからない病気を抱えてしまった彼は小学生のときの何度も大手術を繰り返すことになってしまい、何度もながーい入院生活を送ります。そんな彼が覚えたのが絵を描くことでした。
一度目に倒れたときに、なぜ自分が倒れなければならなかったのかを彼は、自分の病気の原点に思い至りました。すべては、あそこから始まっていたのだと…。そこで彼は、自分の生い立ちを絵に描き上げていったのです。ほぼ完成したときに二度目の脳内出血が襲ったのです。
彼の個展「細野修一イラスト展」は東急大井町線尾山台駅徒歩3分の「パイ焼き茶房」で、10月1日まで。
彼の絵本『ぼくはバクダン』1000円は、七つ森書館から発売されています。
またこの絵本『ぼくはバクダン』はiPhone・ iPadアプリとしてもApp Storeで350円で発売されています。