先日、渡辺謙が伝説の鬼刑事平塚八兵衛を演じた『刑事一代』を見た。

懐かしかった、セットの街角の風情や家々のたたずまいが…。昔はゴミ箱が一軒一軒有った。最初は木製で、最後の頃はコンクリート製に木製の蓋になっていた。電信柱もあちこちに立っていて、電灯がついていた。垣根も、木の柵から、木塀、生垣までいろいろあった。あの風景、私の子どもの頃の風景だ。


平塚八兵衛、名刑事ではあるがいろいろ問題はある。帝銀事件など冤罪だろう。しかし、ドラマはそんなこと誤魔化してしまった。


一番の有名事件は吉展ちゃん事件だが、渡辺謙は熱演でこれに応えた。小原保役は萩原聖人だが、うーん、まあ熱演なんだけど、いまいち。

昔泉谷しげるがこの役をやったが、その迫力には及びもない。思い起こせば、あの泉谷はすごかった。平塚役が誰だったか覚えてもいないが、ビッコ引いて歩くただならない泉谷の存在が、今なお脳裏に焼きついている。


泉谷も俺と同世代だから、あの事件は私も泉谷も中学生から高校生になる頃だった。