峰岸徹をはじめて見たのは、テレビドラマの『若い季節』という番組だった。
1962年から4年に放送されていたこのテレビドラマは生放送だった。
だから毎回いろんなことが起きる。
まだたぶん十代であった峰岸徹は女社長の甥という役柄で出ていたが、本当に演技がへたくそで、そしてけっこうトチッていた。ある時まったくせりふが出なくなって、立ち往生していたら、ADがセットの机の下にもぐりこんで、そこからに根岸にせりふを教えているのが、バッチリ放映されたのだった。
あれから、峰岸徹を見るたびにあのシーンを思い出してしまうが、だいぶ演技もよくなったし、雰囲気も出てきた。
亡くなったと聞いて、寂しい。