整形外科は痛みを主として扱う診療科です。


客観的に痛そうだ!といえる疾患もあれば


客観的に証明のできない痛みも多数存在します。


代表的な、客観的に証明しにくい疾患として頚椎捻挫(いわゆるむちうち症)があります。


まぁ今日はそんなお話。



腰椎椎間板ヘルニアの術後の患者さん。しかも術後1年。


激しい腰痛と右下肢痛で救急搬送。


諸事情あり入院としましたが・・・・・


当然MRIをチェック。


MRIの情報と症状が一致しない場合理由を考えないといけませんよね。


この人の場合


理学所見(診察)をすると症状が全く合わないことが判明しました。


つまり


痛みはあっても大したことがないはず または


痛いかもしれないが、この人の訴えている症状は説明不能。


ということになります。


なぜ、この人は入院をしたいのか? これをもっと考える必要がありそうですね。