http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/200708/504009.html




日経メディカルオンラインを閲覧していて、いろいろ過労死されている医師がいるなぁと思っていました。




書いてある通り、私も過労死の水準を満たしており、そしてそれをやらないと現実的に仕事が回らないのも事実です。ここで、そりゃおかしいぜヲイってのは、議論せずに、ここに引用してあった表のあるとことに疑問を感じたので取り上げてみます。




2003年の鳥取大学大学院生だけ事故死となっています。他は、過労死あるいは過労自殺という表現です。




彼が死亡する前日、患者さんを紹介していたんですが、彼の科の患者じゃないと送り返されたので少々お話してたんです。まぁ、私は大学病院なんてこんなもんだから、しかたないなぁ程度に考えて、患者様を快く私が担当で治療をしましょうと(なんかえらそうですが、あまり気にしないでください)引き受けました。




そもそも彼とは学生時代の同級生でした。特に仲が良かったわけではありませんが、面識もあればお話もします。




二日間連続で朝方まで手術をしていたとのことでした。その日も遅くまで手術があるとのことでした。




交通機関の発達してない鳥取県では、電車である地点まで行くことは可能ですが、たとえば、その地点から他県に行こうとすると結局大回りをしないと行けないなんて事が良くあります。


極端なことを言うと、米子市から倉吉市に行く場合、国道を通るよりなんと、いったん高速で岡山に出て、山を越えて倉吉に行った方が時間的に20分程度速いなんてことがあります。




つまり、そこが最終到達地であれば電車での移動は考えるんですが、あくまで当直と当直の中継地点ですので、自家用車での移動が基本になります。




そして、遅くまで手術をして大学病院でほとんど仮眠も取れないまま車で当直に向かった彼は帰らぬ人となりました。




どうして、労災扱いにならないのか不思議です。




そして、一歩間違えば自分も同じ運命だったと思うと・・・・




彼の冥福を祈りつつ、労災認定が降りるように少しでも協力したいと思います。