Eyes with delight ⑬ ― Your Eyes その後 ― | TRIP 嵐 妄想小説

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嵐さん大好き♡
智君担当♪山好き♡で
皆様のブログを見ているうちに書きたくなってしまいました。
妄想小説です。腐っているので注意してください!
タイトルに愛を込めて、嵐さんの曲名を使わせていただいてます。
ご理解いただけると嬉しいです。



「で、許してやったのか?」

「もう二度と大野さんと二人では飲みに行かないと確約させました。」

「確約?」

「一筆書かせました。」

櫻井君……。

そんなことしなくても、もう二人で飲みに行ったりできないと思うぞ?

「そこまでしても、まだ安心できません。」

櫻井君!

笑って櫻井君の顔を覗き込む。

「そんなに心配?」

「心配って言うか……。」

おいらに見つめられた櫻井君が、恥ずかしそうに顔を背ける。

「釘を刺してるんです。

 好きになってしまったら……誰にもその気持ちは止められないから。」

ああ、そうだね。

おいらの気持ちもそうだ。

もうどうにも止められない。

「僕がそうだったから……。」

横を向いたままの櫻井君の頬にキスし、その滑らかな肌を撫でる。

「あっ……。」

ピクッとおいらの手に反応し、喉を反らす可愛い櫻井君。

その首にしゃぶりついて、下へ下へと手を這わせる。

何度肌を重ねても尽きることのない欲望。

ほら、一回戦が終わったばかりだって言うのに、もう充電し始めてる。

おいら、櫻井君に会ってから、どんどん性欲が増してるんじゃないか?

絶倫?

そんなワードが浮かんだおいらの頭を、櫻井君が両手で持ち上げ、じっとおいらを見つめる。

「もう、僕は大野さんから離れられないから……。」

「おいらもだよ。」

櫻井君の顔を両手で包む。

「おいらも……櫻井君から離れられない。」

櫻井君の目が細くなり、嬉しそうな光を湛える。

キラキラ光るその瞳から離れようなんてムリだ。

いつでも見つめていたい。

見つめられていたい。

そう思わせる、魅惑の瞳。

「部屋は……どんな風にしますか?」

「白か黒でいいんじゃないか?」

「ベッドルームは……真っ赤にします?」

「真っ赤?」

「情熱が沸き立つように。」

櫻井君の真っ赤な唇がおいらの唇を塞ぐ。

真っ赤な部屋……そんな部屋にしたら、櫻井君が壊れちゃうんじゃないか?

おいら、今、絶倫に向かって成長中だぞ。

櫻井君のおかげでな。

赤い部屋なんかにしたら、いい歳したおっさんは、見境なく櫻井君に喰らい着いちゃうぞ。

いやいや、やっぱりダメだ。

櫻井君が本当に壊れてしまうかもしれない。

苦痛に歪む櫻井君を想像して……そんな姿にもゾクゾクする自分が見えるような気がした。

「赤はダメだ。青……青にしよう。」

「青……それもいいですね。穏やかな波が聞こえてきそうな青。」

そうだな。波のうねりのように、櫻井君に注ぎ込み続けるよ。

穏やかにゆっくり……。

それなら櫻井君も壊れないね。

あ……波だと……エンドレスじゃないか?

「大野さん……。」

櫻井君の腕が、おいらの背中を撫でる。

部屋の内装は後で考えるとして……まずは目の前の瞳に囚われよう。

おいらは櫻井君のこめかみにキスする。

「おおのさ……。」

甘くおいらを呼ぶ声。

きつく抱きしめる腕。

おいらの頬をなぞる、腕の先の綺麗な指。

身も心も櫻井君に釘づけのおいらは……その長い指を甘噛みし、

いきり立った下腹部を押し付ける。

それに呼応するように、櫻井君が膝を立てる。

その内腿を撫で、見せつけるように舌を甘噛みする爪の間に押し込むと、

櫻井君のにグッと力が入る。

「あぁ……ダメだ。大野さん見てると……何度でもヤリたくなります。」

「そう?」

澄まして答えて、さらに指を口に含む。

内股を撫でていた手をさらに奥、肉の谷間に忍ばせる。

「大野さん……本当にずる、ぃ……。」

語尾が小さくなったのは、おいらの指のせい。

「ずるいのは櫻井君だよ。そんな目をしておいらをその気にさせる。

 もうすぐ40のおっさんなんだぞ。

 そんなに何度もできるわけないじゃないか。」

「嘘つき。」

櫻井君が目を細めて少し顎を上げる。

その視線の先は、おいらがしゃぶる指から離さずに。

「僕の知ってる40前後のおじさん達は、大野さんとは全然違います。

 お腹も出てるし、もっと疲れてるし……、

 そんな艶っぽい目をしたりしません。」

艶っぽい目?

おいらが?

「意地悪そうで、優しそうで、楽しそうで……いやらしい、不思議で魅力的な目です。」

櫻井君の指がおいらの口から離れ、櫻井君の上半身が伸び上がる。

おいらに抱き着いて、チュッと唇を当て、クスッと笑う。

「それに……こんなに精力的でもありません。」

おいおい、J社のおじさん達の精力知ってるって言うのか?

「聞き逃せないな……。」

「え?」

「おいら以外の精力を、櫻井君が知ってるなんて。」

「知ってるわけじゃ……。」

しゃべる櫻井君の口を塞ぐ。

わかってるよ。

精力的に見えないってことだろ?

でも、意外とおっさんの精力はあるんだぞ。

気を付けてくれよ。

どこで狙われるかわかったもんじゃない。

もちろん、おっさんだけじゃなく、若い男も女の子もおばさんも。

みんな櫻井君を見たら惚れないわけがない。

坂本部長だって言ってたじゃないか。

可愛くて色っぽいおいらの櫻井君は人気者だ。

その櫻井君の目が、おいらを見つめる時にだけ浮かべる表情。

嬉しそうで苦しそうでいやらしい……。

「あっ……おぉの…さん……。」

フッと喜びを湛えた櫻井君の瞳。

ゾクッとする瞬間。

「……いい目だ。」

櫻井君が恥ずかしそうに頬を染める。

新しい寝室は、赤と青で彩ろう。

情熱的でエンドレスな……おいら達にぴったりじゃないか?








                        END