WISH ~ Sunshine side story ~ | TRIP 嵐 妄想小説

TRIP 嵐 妄想小説

嵐さん大好き♡
智君担当♪山好き♡で
皆様のブログを見ているうちに書きたくなってしまいました。
妄想小説です。腐っているので注意してください!
タイトルに愛を込めて、嵐さんの曲名を使わせていただいてます。
ご理解いただけると嬉しいです。



サトシの寝顔をパチリ。

ついでに無理やり一緒にパチリ。

ちょっと強引すぎるツーショット。

でも一緒に撮りたくなっちゃうんだな、これが。

たとえこんなへにょへにょの顔でも。

ソファーで眠るサトシは本当に可愛くて。

閉じた睫毛の長さとか。

寝息の度に震える唇とか。

ちょっと重ねた指先とか。

可愛くて、可愛くて、可愛くて。

食べちゃいたくなるほど可愛くて。

お父さんとお母さんの気持ちが容易に想像できる。

こんな可愛い息子がいたら、心配でしょうがなくなっちゃうよな。

バカな女に騙されないかとか。

世間の荒波に、落ち込んじゃうんじゃないかとか。

どっかの誰かに盗まれちゃうんじゃないかとか。

とかとかとか。

俺みたいな、ばかな男に盗まれちゃったけど。

いやいや。

俺は盗んだりしちゃいないよ?

いつだって、サトシの実家になら顔を出すし、

いつ行ってもいいように、お父さんの好きな芋焼酎も用意してあるし。

サトシはいつでも愛に包まれてなきゃいけない。

こんだけ愛らしいんだから。

みんなを愛してやまないんだから。

ばかな俺はばかばかしい夢を見る。

サトシの愛が、全て俺に向いてる夢。

もちろん、俺の愛はサトシにだけ向いている。

でも、サトシは……アーティストのサトシは、俺を愛するのと同じように世界を愛してる。

俺と同じように人間を愛し、その辺の壁に芸術を感じ、その辺の草に愛を感じる。

俺には一生できない、感じることのできない感覚。

俺はそんなサトシを愛してる。

だから、我慢しなくちゃいけない。

例え、道端の石コロに心奪われても。

例え、美味しいチョコケーキに「これ、世界一好き!」って言われても。

例え、毎日庭に来るブサ猫を楽しみにしていても。

サトシはサトシだから、サトシの全てを受け入れて、愛して……。

難しいけど、頑張ってるよ、俺。

亭主関白全盛の頃が羨ましい。

言ってみたいものだ。

俺以外を見るな。

俺以外としゃべるな。

俺以外に笑顔を向けるな。

言えないけど。

羽ばたいていいよって言っちゃったからね。

そう思う。

そう思ってるんだよ。

羽ばたかせてあげたいって。

ほんとに。

ちょっと頑張ってるけど。

ちょっとじゃない、だいぶか?

でも、寝ているサトシは俺のもの。

俺だけのもの。

寝ているサトシを毎日見ていられる贅沢。

これは誰にも譲れない。

譲る気もない。

もちろん、サトシが俺のことを愛してくれてるのも知ってる。

人間の中で一番好きなのは俺。

それもわかってる。

それでも妬いちゃう俺の狭い心。

サトシを俺だけで満たしたい。

壁や草も見ないで欲しい。

すごいって感動した目を向けるのも俺だけにして欲しい。

そう思っちゃうのはなんでかね?

仕事だって好きだし、そこそこ遊んだし、そこそこ何でもやるのに。

サトシが関わるとこれが全部飛ぶ。

サトシだけが好きで、サトシだけが欲しくて、サトシだけを抱き締めていたくて。

仕方ないか。

こんなに可愛いサトシだから。

可愛いのに、結構考え方は男前だったりするんだけどね。

「ぅ、う~ん……。」

サトシが寝返りを打つ。

ムニャムニャ動く口が可愛い。

何か食べてる夢でも見てる?

でも、このままじゃ風邪引いちゃうから……。

「サトシ、ベッド行こ?」

声を掛けても起きないサトシ。

さっきもフラッシュたいても起きなかったな。

いつものことだけど。

仕方ないから、サトシの下に腕を入れる。

「ほら、首に腕回して。」

「ん、ん~。」

肩で促してやると、無意識のサトシが俺の首に腕を回す。

抱き上げて、俺の腕の中で丸くなるサトシを見下す。

長い睫毛も、キレイな鼻筋も、俺だけのもの。

俺だけのサトシ。

「さ、一緒にベッド行こうか。」

鼻の付け根に唇を落として、リビングを出る。

サトシはどんな夢を見てる?

できるなら……俺の夢を見てて欲しいな。

俺も、サトシの夢を見るよ。

俺だけを見るサトシの夢を。

起きてても……夢見てるようなもんだけど!




 

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