家庭の事情 ~この人でよかった~
今日、チャーリーズクラブ
に向かう途中、家から突然の電話。
ばあちゃん(以下略 ば)が
「考史、今どこいるの?」
と焦った様子。
俺 「どうしたん?今大阪で仕事行く途中やで。」
ば 「お母さんまた入院させなあかんわ。
~~~~~~~~~~~~(状況説明)」
俺 「分かった。でも仕事やから明日の朝になってもいいか?」
ば 「しょうがないね。それじゃ今日仕事終わったら早めに帰ってきてよ。今大変やから。」
俺 「うん。明日の朝はちゃんと空けとくから。」
ずっと不安で仕方なかった。
早く家に帰りたかったけど、フランスパンとドリトスを買っていくように頼まれている事もあり、このまま店に顔を出さん訳にはいかん。
それに今日は日曜で予約も多い。当日になっていきなり抜けるなんて事はできない。というかしたくない。
でも家の事が心配や。
早く上がらせてもらうように頼むかどうかを迷いつつ、とりあえず買い物を済ませてから店に向かった。
店に到着。
まずフランスパンとドリトスを渡す。
俺 「今日の営業時間、3人ではきついですか?」
チ 「おお、きついで。まだ杜(新しく入った中国人)にも教えなあかんしな。」
俺 「そうですか、分かりました。」
チ 「なんや?どうしたん?」
俺 「さっきばあちゃんから電話があって、おかんが入院せなあかんから早く帰って来て欲しい、と言われて。でも今日は予約も多いし。」
チ 「それやったら今すぐにでも帰ったれや。お母さんについてやるためにこっち帰ってきたんやろ?そら家の事の方が大事や。
(キッチン2番手のHさんに向かって)
Hにはその分頑張ってもらわなあかんけどな。なー?H?」
Hさん 「はい!大丈夫です。」
色んな思いが込み上げてきて、思わず泣き出しそうになってしまった。
最近ストレスが溜まっていた事もあり、チーフの言葉がものすごく嬉しかった。
チ 「おい、何泣きそうになってんねん。」
俺 「すみません。明日は来ます。」
チ 「おお、まあ無理はするな。なんかあったら電話したらええからな。」
俺 「ありがとうございます。それでは失礼します。」
チ 「なんかパンとドリトスだけ買ってきてもらって悪かった な。ほなはよ帰ったれよ。」
俺 「はい。本当にすみません。」
いつも感じている事だがチーフ、その他チャーリーズクラブ の人たちには心から感謝している。
特にチーフには料理だけではなく、人としてどうあるべきか、みたいな基本的な部分でも教わる事が多い。
本当に この人でよかった と感じている。
おかんが入院するのは病院の都合もあり明日の朝になってしまったが、明日からはまた元気にチャーリーズクラブ のキッチンで働きたいと思う。
おかんを車で送るため今すぐ眠りにつきます。
健康って何よりも大事やな
とつくづく思います。
みなさんもお体にはご自愛ください。
では。