M-SE1 String Ensembleは1995年に発売されたローランドの音源モジュールです。「SOUND EXPANSION シリーズ」として発売されました。

 

当時ローランドのフラッグシップだったJV-1080やJV-2080にはエクスパンションボードがあり、音色を追加する事ができました。そのJVシリーズに追加するエクスパンションボードが1Uラックサイズで登場しました。その中でこのM-SE1 String Ensembleだけはエクスパンションボードのラインナップにはない新規の音源だったと思います。

JVシリーズと同系統の音色でJVシリーズを持っていなくても手に入れる事の出来るローランド最高峰のストリングス音源。個人的にはとても魅力的でした。

 

同時期にデザインを揃えるようにM-GS64が発売されました。SC-88の1Uラックサイズ音源モジュールでした。確かMIDIスルーなどで同一16チャンネル内にシステムを構築すると、M-GS64(SC-88)のバンクにM-SE1 String Ensembleの音色が配置されたのではなかったかな。そんな記憶があります。

そしてレガートコントロールなる機能があり、ノート情報を次のノート情報に重ねるとレガート演奏になるというものだったと思います。ノートの最初の部分を重ねられた音色はアタックがなくなるといった感じだったのかも。

 

肝心な音色はというと、期待が大きかっただけになんとも言えない感じでした。ストリングス専用音源というと、オーケストラ音色に特化したE-MUのProteus/2を思い浮かべます。リアルで存在感のあるProteus/2当時はとても人気な音源モジュールでしたのでM-SE1にも期待したのですが、自分にとっては決して特別ではない音色でした。

 

JVシリーズの中では埋もれてしまいそうな印象のストリングス音色でしたが、M-GS64(SC-88)のアンサンブルに追加するといった感じとして考えられた音源だったのかもしれません。

 

ストリングス音源は自分の音楽を構築する重要な音色だと考えていたので、さまざまな音源のストリングスを聞き比べては思いを巡らせていました。当時は雑誌の付録CDなどに各メーカーのシンセサイザーのデモが収録されていました。YouTubeで検索するような時代ではなかったので、そのデモをずっと聞きまくっていた記憶があります乙女のトキメキ