自分の線は自分で見つける
そうして見つけた線が
また自分を描く
水墨画、美しいですね~
下書きなしで、文字を書くように
絵を描く。
「一発勝負」
一線、一線はあなたの心意気。
息吹。
描かれるものは、あなたの心の投影。
あなた自身。
歌やダンスと一緒ですね~
🖌
今年こそはと
水墨画界の最高の栄誉を狙う、
千瑛(ちあき/清原果耶)は行き詰まって
焦っていました。
展示会にアルバイトで来ていた
法律を学ぶ大学生、
青山霜介(そうすけ/横浜流星)は
水墨画をちゃんと見るのも初めて。
なのにも拘わらず・・・
突然
「内弟子になってみない?」
と、湖山先生(三浦友和)
に声を掛けられます。
🖌
(西濱/江口洋介)
何かになるんじゃなくて
何かに 変わっていくもんかもねぇ
人ってもんはさ
*
(千瑛)
ものすごく繊細で
まっすぐな線ですね
強い意志を持った
真面目な方なんでしょう
(川岸/霜介の学友)
え・・・ すご 占いみたい
そんなことまで分かるのですか?
(千瑛)
はい
*
(西濱)
水墨画の良し悪(あ)しは
技術や才能では
語れないもんがあるからね
*
(湖山先生)
悪くない
でも これは君の線じゃない
私や千秋のお手本に とても忠実だ
悪くはない
*
(湖山先生)
青山くん
形に こだわっちゃいけないよ
もっとほら 力を抜いて
*
(婦人/翠山/富田靖子)
いまいちね
ここは なんかベタッとしてるし
この葉っぱは何?
もはや ただの
棒きれみたいになってる
あと この線
迷いがあって全然ダメ
けど なんかとても・・・
優しい
*
(翠山)
だったら もっと
命懸けて描かないとね
この菊は生きてない
*
(翠山)
本当に優れた水墨は
命さえ描(えが)き切るものです
*
(湖山先生)
青山くん
悪くない菊だった
花の向こうには何が見える?
本質に目を向けなさい
*
(西濱)
目に見えない物を形にするのも
絵画だと思わない?
*
(霜介)
なれるんでしょうか 僕に
(西濱)
なるんじゃなくて
変わっていくもんかもよ
*
(湖山先生)
時が流れ
四季は巡って
景色が変われば心も変わる
心が変われば線も変わる
水墨画は
自然と共にある絵画だと私は思う
だけど 自然ていうものは
そもそも
自分の思いどおりにはならない
いわんや 人の人生なんてね
だったら
自然に寄り添って線を描(えが)き続ける
そういう生き方になったかな 私も
*
(湖山先生)
自分の線は自分で見つける
そうして見つけた線が
また自分を描く
私が そうであったように
水墨が きっと
君の生きる力となってくれる
私は そう信じてる
*
(霜介)
やっと分かった
先生は
“自分と向き合え” って
僕に ずっと言い続けてたんだって
*
(千瑛)
目の前の花じゃない
水墨画で描(えが)くのは
心の中の花
私も青山くんみたいに
素直な気持ちを絵にしてみたい
*
(霜介)
やっぱ僕は好きです
千瑛さんの絵が
(千瑛)
私も
青山くんの絵が好き
*
(霜介の声)
想像さえしてなかった
真っ白な紙にある 無限の可能性を
僕はそこに 線を描く
そして 線は・・・
(線は、僕を描く/タイトル)
(映画『線は、僕を描く』より抜粋)
🖌
芸術を通して惹かれ合う
霜介と千瑛
素敵ですね☆彡
お決まりの
中盤でのドラマチックな展開 ( ̄▽ ̄;)
が、ありますが…
誰も死にませんのでご安心を
~おまけ~
その人の “筆跡” を見ても
その人が
どんな人なのか
ちょっと想像できますよね
小学一年生の時に書いた
ひらがなの
自分の名前を見たのですが…
今と同じなんです!
(目が悪くなったので)
デカくて、丸いんです
下手だけど、
大好きな字です♡