地球を救うために
別の銀河で繰り広げられる
壮大なスペクタクル!
少女の部屋が時空を超え
高次元と繋がる──
伏線の規模がデカい!
高次元から見る、三次元。
ちょっと “幽霊” になった気分になれます(笑)。
監督は
『インソムニア』
『インセプション』
のクリストファー・ノーラン。
169分。
長さを感じさせません
近未来。
父、クーパー(マシュー・マコノヒー)
との別れは突然やって来た。
娘のマーフは以前から
異変(幽霊の存在)に気づいていた
砂嵐のあった日、
マーフの部屋の窓から入った砂が
床に残していったものは “座標” だった。
そこは・・・
地図にはない「NASA」の極秘施設。
重力の異常。
地球は食料飢饉・・・
皆いずれ窒息し、飢え死にする。
地球は終わる──
48年前に、別の銀河に通じている
ワームホールが現れた。
“彼ら” が造ったものだ。
元飛行士のクーパーは
“彼ら” に選ばれた、
移住計画に必要なパイロットだった。
“彼ら” に導かれて来たのだ。
時間がない!
クーパーは、
マーフとケンカをしたまま
出発してしまう。
時空を超えて
高次元の中を、新しい星々へと・・・
(クーパー)
かつて人々は
星空を見上げて思った
“あの向こうに何が” と
だが今は下を見て
積もった砂の心配だ
*
(クーパー)
前に ママが言ったことを
ずっと理解できなかった
こう言ったんだ
“親は子供の
記憶の中で生きる” って
やっと今 意味が分かった
親は子供の未来を見守る
幽霊だ
*
(ブランド教授の声〈詩〉/マイケル・ケイン)
“穏やかな夜に
身を任せるな
老いても 怒りを燃やせ
終わりゆく日に
怒れ 怒れ
消えゆく光に
死の淵で賢人は
闇が正しいと知る
彼らの言葉は
稲妻を裂けなかった
穏やかな夜に
身を任せるな
怒れ 怒れ
消えゆく光に”
*
“答えはそこにあるのに
見ることはできない”
*
(アメリア/アン・ハサウェイ)
“彼ら” は
五次元の存在よ
彼らには時間も
物理的次元なの
彼らは
谷を下るように過去へ
山を登るように
未来へ行ける
でも私たちには無理
*
(ブランド教授の声)
宇宙への船出は
星から星へと渡る
インターステラ―の旅だ
我々の寿命を超えた
遥かなる先へ
立ち向かえ 個を捨てて
人類という種のために
*
(アメリア)
私たちは理論に
縛られすぎてきた
だって愛は
人間が発明したものじゃない
愛は観察可能な “力” よ
何か意味がある
愛には特別な意味がある
私たちは
理解してないだけ
これは
手がかりなのかも
私たちには感知できない
高次元につながる
10年も会ってない人に
銀河を超え
引き寄せられてる
おそらく
もう死んでいる人に
愛は私たちにも
感知できる
時間も空間も超えるの
愛が未知の力でも
信じていいと思う
*
(マン博士/マット・デイモン)
君には家族がいる
私には いないが
人のために生きたいと
心の底から思ってる
そういう感情は
土台なんだよ
人間らしさを
支えてるんだ
*
(TARS/人工知能ロボット)
ここは
五次元の世界らしい
彼らに助けられた
(クーパー)
彼らって誰だ?
なぜ そんなに親切なんだ?
(TARS)
さあな
彼らは五次元の中に
三次元の空間を作った
分かるだろ?
(吹:あんたにもよく分かるように)
(クーパー)
さっぱり分からん
(TARS)
分かってるさ
ここでは時間も
物理的な次元だ
*
(クーパー)
重力は
時間を含む次元を
超えられる
*
(クーパー)
彼らは自由に時空を超え
何にも縛られない
だが特定の時間と場所での
コンタクトはできない
*
(クーパー)
愛だよ 愛
愛が観察可能なら
何かで数値化できるはずだ
(映画『インターステラー』より抜粋)