2018年2月下旬。某総合病院での診察時の話です。

通院途中、たばこ屋の喫煙コーナーでタバコをふかしながら、
缶コーヒーを堪能しました。
現時点では、これが最後の喫煙であり、
膵臓がんが告知される前の最後の至福の時でした。

8:30頃、病院に到着し受付を済ませて診察を待っておりました。
どうやら消化器系内科が担当のようです。
診察室に呼ばれ、担当医の診察を受けました。
先ずは検査ということで、血液検査、尿検査、造影剤CT検査を行い
検査結果を元に再度診察することになりました。

一通り検査を済ませ、14:00を過ぎた頃、再度診察室に呼ばれました。
膵臓がんであることを告知されました。
先ずは、胆管閉塞の対処として
胆管ステント留置術を至急行うので今日から4,5日程度入院が必要。
また、家族をすぐに病院に呼んでくれとのことでした。

当時の心境は、悲しいとかショックとか言うより、
予期せぬ突然の事態を理解できず、茫然としていたと記憶しています。
そう、まるで夢と現実の狭間を漂うとはこのことでした。
妻に携帯で連絡するのですが、担当看護師が途中で電話を代わって
色々と説明をしても良いとの申し入れ。
どう話せば良いのか頭を抱えていたので、大変助かりました。

こうして私の膵臓がん闘病生活が始まりました。