ナラタージュ感想 | ヤマカゼモード

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頭ひとつぶん松本さんですが5人でわちゃーとじゃれ合ってるのがモアベターと言い続けてずいぶん経ちます。

 

朝、ちょっと早めに家を出ると

空は少し曇ってて薄暗くて。

ナラタージュブルーの世界でした。

 


午前と午後。
鑑賞してみて、いろいろ思うところがあったのですが、

たくさんありすぎて何から話せばいいのか・・・

 

 

 


昨日まで葉山のことを散々「卑怯な男だ」と言ってきたけど
今日、少しだけ理解できた気がします。

 

ズルくて、卑怯で、まったく共感できないけど、

思っていたほど悪い男じゃなかった、葉山先生。


松本さんと監督とで作り上げたキャラクターは、
観終わったあと、『また会いたくなる存在』に変わってました

 

 

 

 

 

というわけで。

 

あのインタビューで話してたシーンはここかぁ、とか、

細かい答え合わせをしつつ、

私が感じた葉山先生への印象を綴っておきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

映画「エル・スール」が好き

葉山の「父への想い」が見え隠れ。

母との同居を望んだ理由も・・・

悪い人ではない。

 

社会科準備室のドアをゆっくり締める (+act他)

温厚で丁寧な性格。

悪い人ではない。

 

瓶に入った手作りクッキーをひとつずつ食べる
明らかに葉山のために作ったクッキーなのに

ひとつずつ貰おうとする。

鈍感。

悪い人ではない。

 

夜中なのにやたらと電話のコールが長い (Alpha)

迷惑かな?という考えはない、ある意味天然。

奥さんを気遣えなかったというのも納得。

でも寝てたかどうかは尋ねる。

もちろん泉は「起きてた」と嘘をつく。

嘘をつかせる。

いろいろ無自覚ゆえのこと。

悪い人ではない。

 

泉のことで他の先生相手にムキになる (+act)

喧嘩慣れしていない、今まで争いを避けてきた葉山が

泉のために他の先生とぶつかる。

腕をピーンと伸ばして(三浦さんとの身長差が功を奏す)胸ぐらを掴み

「~でしょうがぁ!」と怒鳴っている。

悪い人ではない。

むしろカワイイ。

 

髪が跳ねている

無条件でカワイイ。

 

大きめのシャツを着たゆるボディ (+act他)

シャツやパンツの微妙なサイズ感。

いろいろと無頓着。

もっさり葉山が愛おしい。

 

火事の現場を思い出して気持ち悪くなる

普段は見せない姿。

苦しそうな横顔と、力いっぱい口を覆う手の痛々しさ。

守ってあげたい。

 

家には妻の写真と妻が好きなDVD (ぴあ)

捨てることも出来たのにそれができない。

全てを断ち切れない。

これが葉山の誠実さ。

誠実がゆえに抱えきれなくなる。

ズルいけど憎めない。

 

酔った勢いでいろいろと吐き出す車の中

弱さを見せなかった葉山先生が弱っている。

感情を吐き出している。

人間味が感じられる。

悔しがっている。

葛藤している。

迷っている。

わたし、なんでもします。(泉の台詞を拝借)

 

 

 

 

 

とまぁ、最後は恋した気分に・・・

 

 

最初は、「思ったよりいい人かも」ぐらいだったのが

徐々に葉山の魅力に引き込まれて・・・

 

河川を歩く速さも、喋る時の短いセンテンスも

ひとつひとつが愛おしくなってしまいました。

 

 

とにかく

こんなにまで心揺さぶられるとは正直思ってなくて

もう完敗です。

 

2回目の鑑賞では、

松本さんを切り離して葉山先生を観ることができたというか

特に車内のシーンは役が独り歩きしていて

グイグイ引き込まれてしまいました・・・



 

 

 

あまり涙は出なかったんだけど、

午後の舞台挨拶で、松本さんが
 

「今朝、シャワーを浴びているとき、感動してちょっとだけウルウルしてたんですよ」

 

って言った瞬間、ブワーーー!って泣けてきて。

よかったねぇ、よかったねぇ(泣)って、思わずここで感情移入(笑)

 

 

 

 

いやぁもう・・・

 

松本さん、めちゃくちゃ素晴らしかった!!!

 

 

 

もっともっと書きたい事があるけど、続きはまた今度に。

 

 

行定監督、松本さん、架純ちゃん、皆々様!素晴らしい映画をどうもありがとーーーーーーう!!