2017年にドラッカーの読書会に参加してから
2年後には、次のことをミッションとして
ドラッカーのマネジメント読書塾を開塾した
誰もが大小さまざまな組織に所属し、
力を合わせて働くことで社会に成果を
あげなければならない
現代社会(組織社会・知識社会)にいます
そんな現代社会において、
ドラッカーは成果をあげるための
道具として身につけて、
使うことのできるようにマネジメントを体系化しました。
マネジメント読書塾は、
ドラッカーの著書を通じて学び合い、
組織における実践を通じて、マネジメントを修得し、
できる人として、社会に成果をあげつつ、
自己成長する喜びをひとりでも多くの人に
伝える人になることを目指した学舎です。
頂きがかすんで見えないほどに壮大なドラッカーの思想体系が
ドラッカー山脈と呼ばれることから
登山ガイドならぬ
読書ガイドと称して
ともに
第1回目2月1日土曜日18時からの2時間オンラインにより
2025の第7クール目がスタートしたところです
2019年 2月 マネジメント読書塾開塾
第1クール 課題図書 経営者の条件
2020年 1月 第2クール 第1課題図書 経営者の条件 第2課題図書 プロフェッショナルの条件
2021年 1月 第3クール 第1課題図書 経営者の条件 第2課題図書 現代の経営
2022年 1月 第4クール 第1課題図書 経営者の条件 第2課題図書 エッセンシャル版マネジメント
2023年 1月 第5クール 第1課題図書 経営者の条件 第2課題図書 プロフェッショナルの条件
2024年 1月 第6クール 第1課題図書 経営者の条件 第2課題図書 チェンジ・リーダーの条件
2025年 1月 第7クール
第1課題図書 経営者の条件
第2課題図書 非営利組織の経営
読書塾で初めて課題図書とする「非営利組織の経営」は
1990年、ドラッカー80歳のときの著作
非営利組織の経営についての世界で最初の本格的な著作であり
古典であると
本書の冒頭で紹介されています
読書ガイド進行用に作成したレジュメの最初のページには
非営利組織の経営の真髄を現わしている偉人の名言を書いてみた
•マザーテレサ:「私たちは偉大なことをする必要はありません。
ただ、小さなことを大きな愛で行えばよいのです。」
※ホームレスや病気の人々を支援し、多くの人々に希望を与えた
この言葉は、非営利組織が小さな行動でも大きな影響を与えることができるというメッセージを伝えている
•マハトマ・ガンジー:「あなたがこの世で見たい変化に、あなた自身がなりなさい。」
※インドの独立運動の象徴です。彼の非暴力主義と平和的な抵抗
非営利組織のリーダーシップとミッションにおいて、自らが模範となることの重要性を強調しています
•ネルソン・マンデラ:「教育は、世界を変えるために使える最も強力な武器です。」
※アパルトヘイト(人種隔離政策)の廃止と南アフリカの民主化の象徴
非営利組織が社会に与える影響力と、教育の重要性を示しているのではないでしょうか
1回目は
まえがき及びで
第Ⅰ部 ミッションとリーダーシップ
第1章ミッション、第2章イノベーションとリーダーシップを
読んだ参加者から、本文で気になったところなどをコメントをいただいて
読書ガイドからの理解促進のための助力としてファシリテートさせていただいた
この第Ⅰ部のテーマは、原著では
”The Mission Comes First: and your role as a leader”
となっており、直訳すると
「使命が第一:そしてリーダーとしてのあなたの役割」
ドラッカーらしく、バランスも考慮しながら。優先順位を明確
にして理解しやすいので、原著を踏まえるのもマネジメントを」
学ぶ上で大切なプロセスの一つですね
さて
ちょうど、本書を読書塾前に再読していると
フジテレビ(フジテレビジョン)が1月27日から28日未明にかけて
10時間を超える会見を行われていたが
営利組織でありながら、
公共電波を使って公益となる放送を行うべき
フジテレビの第1とすべき使命と、
リーダとしての取り締まり役が果たす役割を踏まえて
会見を拝見して、フジテレビの対応に学ぶリーダーシップ(リーダーとしての役割)
について、様々な人がフジテレビがこの重大な危機を招いた
要因分析を行っているが、簡単に私のマネジメント視点で考察を試み
習慣として身につけたいドラッカーのことばを併記した
1.ミッションを設定する能力:
リーダーは組織のミッションを明確に設定し、
それを達成するための具体的な計画のもとで
成果をあげる意思を示すことが求められているが
最初になされるべき社会の変化に応じた
マネジメントが行われていないのではないか
2.組織化する能力:
リーダーは組織を効果的に運営し、
メンバーの強みを最大限に引き出す能力が必要です。
フジテレビの経営陣は仕事でなく、人で人事を
行う誤ったマネジメントが行われ
組織全体のパフォーマンスが低下したのではないか
3.コミュニケーションの意思:
リーダーは自らの考えを理解させ、組織内外のステーク
ホルダーと信頼関係を築く能力が求められます。
記者会見での説明が不十分であったことから、
会見が長時間に及んだのではないか
4.評価測定能力:
リーダーは組織のパフォーマンスを適切に評価し、
改善点を見つけ出す能力が必要です。
フジテレビの経営陣がこの能力を持っていない場合、
問題の早期発見と対策が遅れた可能性があるのではないか
5.問題解決能力(慎重さと迅速さのバランス):
リーダーは組織が直面する問題を迅速かつ効果的に
解決する能力が求められます。
問題を把握した時点での慎重さと迅速さのバランスに
欠いた対応能力が欠けている可能性があるのではないか
6. 人と相談する能力:
リーダーは重要な決定を行う前に取締役や社員と議論し、
参画させる能力が必要です。
この能力が欠けていた可能性があるのではないか。
いずれにしても
フジテレビの場合は、この記者会見は末期的症状であり
42年も在籍した日枝取締役のカリスマ的な支配により、
「誰が正しいかを考え、何が正しいかを考えない
真摯でない」企業風土が醸成されてしまい、会長、社長のリーダーの役割を
果たせないことがこのような末期症状を必然的に発症させた
のではないかと考えざる得ない
マネジメントを根本的に改善するために
死につつあり陳腐化した組織を計画的かつ体系的に
廃棄を実践し、第1歩からあらゆるものは陳腐化する
根本原理を組織の規範として、沈滞に対して抵抗力ある
社会、経済、個人にとって生産的な組織への生まれ変わる
ことが必要と考えざるをない