冬キャンプに行きたくなって、何かしら目的があると気持ちも高まるので「ご来光」を目的とした。と、なると東側の開けた場所が候補に決まる。扇山の駐車場。
元旦の天気予報は、週間予報では雨。それが大晦日に近づくにつれ曇に変わり南から回復の兆しと変わって行った。ご来光の望みが出てきて嬉しくなる。
その大晦日は朝から小雨だったけど、回復ってな天気予報を信じて着替える。プロテクターの入ったライディングジャケットの上にワークマンのジャンパー。氷点下でも寒くない。最強だな。
当日は車で移動するって言う友人へ、前の日の夜に荷物を託し、セローはまったくの空荷でのキャンプ行。ありがたい。
キャリアも外してしまったのでほとんど車体のみの軽さ。
午前でほぼ雨は上がり、国見トンネルを抜けると青空が出てきた。
鹿野遊トンネルから車部隊と別れ、内の八重川に沿って上がるルートに入る。
途中の残雪を見るとワクワクしてくる。、
扇山駐車場に着くと、そこには鍵の付いたバイオトイレが新しく設置してあり、近日中の使用開始が見込まれる。
水場は凍結のためか、断水していた。
これで水場とトイレが使用できたら金を取られても文句ないキャンプサイトになる。
夏はすぐ下の谷で水が取れるんだが、冬の渇水期はかなり下まで行かないと沢は枯れた状態である。
水タンクをバイクにくくりつけ簡易水道の取水場のおこぼれを戴く。車部隊がいるので大きいタンクが使えて便利。
天気は晴れたが、風が強いので山際のトイレ際にテントを張る。ロープの2本はトイレの基礎に結わえる。これで寝床はまず大丈夫。
友人がタープを張ろうとするが、組み立て途中で骨組がバキバキに折れてご臨終。骨の材料の選定ミスだろ、あれは。
それでも何とか車にポールを括り付けて設営した。
その日は五ヶ瀬の鞍岡で最低-5℃だったので、ここはそれ以下の温度だったろう。それにこの風で体感温度は一体いくらだったろう。
ビールをシエラカップに入れてちょっと置くとフラペチーノ状になる。何でもビシビシ凍り出す。
これぞ冬キャンの醍醐味だなぁ。
タフバック#1にダウン寝袋を入れて、足元にモミモミカイロを2枚貼る。
テントの内壁は結露した水が凍り付くがぬくぬくである。
天国。
イモト山岳隊のスタッフの天国ジジイには遠く及ばないが、その気持ちがちょっと分かる。
翌朝は目覚ましもなくジャストタイミングで起きる。
テントの前室に用意していたヤカンも凍ってる。寒いテントから前室に半分身体を出して融ける氷を見ながらお湯を沸かすのが好きなんだな。インスタントコーヒー作ってテントの中も身体も温める。
ご来光を仰ぎ見て無事故のお祈りをする。
シートの霜を払い初散歩。
境谷橋まで水たまりの氷を踏み割り、凍った砂利を蹴散らしながら下りて引き返す。
椎矢峠までは行けるらしい。
戻ったらみんな起き出したので飯を食って、今度はみんなで林道を走り出す。
一日そのまましてた水タンクも中身は凍ったまんま。
帰り支度して、走り出したら数キロも行かないうちにガソリンランプが点きだした。
やべぇなと思いながらも、椎葉村、鞍岡、馬見原、清和、矢部と途中の集落を探すもお正月はスタンド全滅。ありがたく途中で車部隊のトランポしてるバイクから2リットル分けてもらい、熊本市内のスタンドでガソリン入れたら…
分けて貰ってたってのにぎりぎりでしたね。セローのタンクは9.8リットルって事だから。学習しました。正月のツーリングは予備タンクが要ります。


























